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Kinki Kids Concert 2022-2023 〜The Story of Us〜

12/24,25:東京ドーム
1/1,2:京セラドーム
計4公演全て

25周年イヤーの今年、KinKi Kidsはコンサートで3度東京ドームのステージに立った。
2022年の「24451〜君と僕の声〜」から約半年ぶりの今回のステージ。
前回と今回で直接的なストーリー性は無いが、随所随所に「25周年」「KinKi Kidsらしさ」を共通して感じる部分はあったが、一番強く実感した事。それは、

「KinKi Kidsの財産=2人であること」

という点である。

KinKi Kidsを表す上で重要となるキーワードは考えだすと多く出てくるが、その中でも最も重要なのは2つである。

■2人
普段何気なく目にしている数字だが、25周年イヤーの今回、改めてこの「2」という数字を深く考えざるを得なかった。2という数字は、数多くある数字の中で一番複雑で難しい概念が詰まった数字だと思う。グループ構成人数で考えても、「2人組(デュオ)」というのは、どちらかが優秀すぎたりダメすぎたりしても成立しない。例えば、3人であれば、仮に1人ダメな人間がいても、残りの2人が優秀であればそれは潤滑油的な立場になって愛されキャラなどになったりする。また、5人や6人でもダメな人間や目立たない人間がいても、他の中心メンバーがカバーしてくれるので、結果オーライになる傾向が多いと思う。
しかし、この「2人」というのは、優秀さやダメさの両方が必要かつ偏りすぎず、そしてバランスが良くなければ絶対に成立しない概念だと考えている。そんな複雑なこの「2」という数字の存在を25年、四半世紀、休止期間を一度も設けることなくずっと続けているのは、もはや言葉では説明できないだろう。毎度毎度言う事はどうしても同じになってしまうが、KinKi Kidsというグループがここまで継続している要因は一つ。「ジャニー喜多川」という世界一の審美眼を持った人間が選んだ「堂本光一」と「堂本剛」だからという事に他ならない事を、今回のコンサートで確信した。

■ジャニー喜多川
またまた組織論の話になるが、どんな事よりも一番大切な事なことである。そう、「組織のトップへの共感」である。1991年5月5日、横浜アリーナの光GENJIのコンサート会場で2人は出会い、「この世界でやっていこう」と決意したその日からジャニーさんと2人の師弟関係は始まり、そこから今に至るのである。これはあくまでも仮説だが、もしジャニーさんが金儲けをしたい的な価値観だったらおそらく2人はここまで続けていなかっただろう。そうではなく、エンターテインメントを通して人に感動や夢を与えるという人間にしかできない事をやろうとする価値観だったからこそ、ジャニーさん亡き後もこうしてジャニーズのエンターテインメントを守り、進化させ続けているのだろう。

コンサートの内容についても申し分の無いセトリだった。
誰もが口ずさめる名曲から、デビュー前から応援してきたファンにとってはとても懐かしくなる曲まで、改めてファン目線で物事を考えられる方々だというのを再確認した。所感だが、KinKi Kidsのコンサートは年々「見せる」「聞かせる」テイストがとても強くなっていて、まさにジャニーさんの一番の理想とする「ショー」になっていると感じる。例えば、照明の演出一つとっても、客がメインで見るステージだけでなく、天井や外野席下までに照明を当てて会場全体をフル活用するなどである。

そして今回、特に感動かつ涙腺崩壊したのが「KANZAI BOYA」からの「KinKi Kids Forever(English ver.)」だった。
「KANZAI BOYA」の最後に光一さんがジャニーさん衣装(グレージャケットとVANSONキャップ)になるのだが、
そのまま「KinKi Kids Forever(English ver.)」を歌った。最初は正直疑問があったが、時間がたつにつれて考え直すと、
もしかしたらジャニーさんが「KinKi Kidsは永遠だよ!」と言っている事を表現していたのではないか?
そう考えると、非常に合理的で、仮説としてそう考えた途端、胸にこみ上げてくるものがとてもあった。こういうところも、自分みたいにジャニーさんをリスペクトしている人の心を打つ事を考えた上で演出していたのだとしたら、本当にファン視点がすごいと言わざるをえない。

KinKi Kidsのステージを構成する要素として最も重要なのが、
・光一さんの「華やかで派手なショー」
・剛さんの「並外れた音楽性」
お互いがソロ活動で得ている経験をグループにうまく還元して最高の作品を作りあげている最も理想的なケースだと思う。
お互いの強みがバランスよく絡み合い、相乗効果がうまく出ているからこそ、これほどまでに素晴らしいコンサートが完成するのだろう。

今回、強く確信した事がある。それは、

「KinKi Kids」
「堂本光一」

この2つについては、純粋なファンの立場としているのが一番幸せな形だという事である。
やはり、堂本光一さんは自分にとって「リスペクトする人」「ロールモデル」「生きるモチベーション」「人生の教科書」的な存在であり、変に仕事で絡んだりなどせず、純粋なファンとしているのがベストだと実感した。

KinKi Kidsにはこれからもジャニーさんの思いを具現化し続けて頂きたい。

改めて25周年、本当におめでとうございます!!!
30年、35年、40年になってもついていきます。

Forever,KinKi Kids!!!!!!

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