SORAIソーラー 再エネ×教育事業を拡大させる仲間を募集
Wantedlyをご覧の皆様。大変ご無沙汰しておりました。
私は、最近、SORAIソーラーという再エネ事業を担当しております。
元々、街づくりにおいて最も重要と山中が言っている「教育事業」のマネタイズの軸をずらし、民間企業が教育に投資する仕組みづくりとしてはじまった「SORAIでんき」という事業がもとになっています。
2020年に事業がはじまった頃も、企業は電気代に悩んでいました。(今思えば、今ほどではないのですが)
そこで、企業向けに、新電力プランをつくり、既存の電力会社と比べて3%~12%ほど安く電気を供給し、その事業で得た収益を自社の教育事業や、産官学が進める高校生のデジタル人材育成事業「やまがたAI部」に寄付を行う仕組みを作りました。
これが、教育を何らかの形で応援したいという経営者の想いと、電気代削減という直接的なメリットもあり、50件以上のご契約をいただき、電気の供給を行っていました。
ところが、一昨年から少しずつ新電力業界の雲行きが怪しくなってきます。冬場に、寒波が襲ったことから、電力の需給が逼迫し、市場価格が高騰。新電力を提供している企業の一部が赤字になったり、市場連動プランの停止を行いました。さらに、昨年は、ロシアがウクライナに侵攻したことで、ヨーロッパを中心にLNGの需要が急伸。日本の電力供給は、LNGによる火力発電所に頼っている状況から、電気代の高騰を招きました。
私達に電気を供給している会社も、高圧の提供を順次終了することになり、低圧も、安く提供できなくなる見通しだったことから、各企業の皆様との契約期間の満了をもって新電力プランの提供が終了しました。
しかし、それでは、終わりませんでした。
私達は、太陽光を企業の屋根に無償で設置して、長期間に渡って再エネを供給するPPAという仕組みに目をつけ、業界内でも経験の豊富な、愛知県の株式会社FDと連携して、教育を応援する再エネ事業として、2021年から「SORAIでんきPPAモデル」の営業を開始しました。
第一号が完成したのは、2022年の夏、株式会社ジョイン様が運営する山形市のセレモニーホールのパレスグランデール、その後、高橋畜産様が運営する山形市のスーパーMoh'z、今年に入って、鶴岡市の協同電子工業様の新工場、岩手県の岩手農協チキンフーズ様に続々と導入していただきました。
このほかにも、福島県内の製材工場、大阪府にある総合電機メーカーの工場の屋根にも、自己投資やPPAによって導入しています。
私達が、このPPAを活用した事業を始めた当初は、教育に還元するようなプランはなく、全国でも初めての取り組みとなりました。また、山形県内でも、相当早い取り組みになりました。
山形県のHPにも、県内のPPA契約を紹介するページがありますが、当社の取り組みが並んでいます。
まだまだ新しい分野で、PPA自体聞いたことがないという方も多いかもしれません。また、世の中には、山林を切り開いてメガソーラーを開発した一部事業者の悪いイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
それでも、私は、太陽光を始めとする再エネが、地方都市を救う可能性があると本気で思っています。
そして、他の地域と比べて導入が遅れることになれば、産業界にとって大きなマイナス要因になってくると感じています。
少し長くなってしまったので、なぜ、太陽光が地方都市を救う可能性があるのか。
なぜ、導入が遅れることがマイナス要因になるのかは、別の記事に書こうと思います。