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「バナナの皮を床に投げ捨てる新人」として、入社早々話題になった話

これはリクルートに入社したての新人研修時代のこと。

毎日朝から晩まで研修と課題の連続、そんな日々の主食にしていたのがバナナ。

社会人になりたてでお金がなかった私にとって、バナナほどコスパのいい食べ物はありませんでした。

マリオカートよろしく、バナナで誰かをスピンさせたかったわけではありません。

ただ、課題に集中するあまり、食べ終えたバナナの皮を“とりあえず”デスクの下に置いておくことが常になっていたのです。

ですがそれを見つけた教育担当の先輩から「バナナの皮を床に投げ捨てないで!」と注意されてしまって。

その日以降、「バナナの皮を床に投げ捨てる新人がいる」と、社内でウワサになってしまいました。

ありがたかったのはそれが原因で孤立するどころか、むしろ自分に興味を持ったり面白がったりしてくださる先輩が多かったこと。

笑い話にしてくれたおかげで、新人ながらも自然と会話が生まれ、職場での居場所を作ることができました。

もし他の会社だったら、排除の対象になっていたかもしれません。

ちなみにこの話は翌年以降も、新人研修の季節になると語り継がれていったそうです。

このエピソードを振り返るたびに思うのは、リクルートという会社が持つ「懐の深さ」と「性善説の文化」です。

冗談やお世辞抜きに、社会人1社目でリクルートを 選んでよかった。

もしそうでなければ、ここまで自分らしさを誇りに思うことも、仕事やキャリアを心から楽しむこともできなかったでしょう。

社会人1社目でどんな上司や仲間に出会うか、どんな環境に身を置くか。

それが、仕事観だけでなく、自分自身の成長や未来の選択肢まで大きく左右するんだと、今になって改めて感じます。

当時は今以上に自分勝手で、いろいろ迷惑をかけてしまったけれど、

あの研修を共にした同期、サポートしてくださった先輩には心から感謝しています。

久しく会えていなけれど、またどこかで会えたらいいな。

以上です!最後までお読みくださり、ありがとうございました

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