個人史
私のこれまでの仕事は、コンピューターやネットワークに関わる製品やサービスのデザインです。
1983年に、株式会社タイトーに入社してアーケードゲームのプロダクトデザインを行いました。
大きなものは、飛行機の着陸シミュレーションゲームや潜水艦戦闘ゲームなど筐体が可動するものでした。
ゲームデザインにおいて、人間とシステムとの関係性に興味を持ちました。
1989年に、新設された多摩美術大学デザイン学科に社会人学生として入学します。
須永教授が人間とシステムの関係性をデザインするインタラクションデザインの思想や手法をスタンフォード大学から持ち込みました。
研究室ではいくつかの産学共同研究プロジェクトに参加して、実践的にインタラクションデザインを学びました。
多摩美術大学卒業後は、インタラクションデザインを業務とするデザイン事務所、株式会社ソフトデバイスに勤務しました。クライアントは主に電機メーカー各社でした。
主に将来型の提案モデルや製品のインターフェースデザインを行いました。
株式会社ソフトデバイスが解散したため、個人事務所を開いてインタラクションデザイン業務を行い現在に至ります。
クライアントはそれまでの電機メーカー主体から、メーカー 、システムインテグレーター 、ソフトウエアベンダー、大学に広がりました。
研究開発にも参加し、2009年より2013年まで東京大学工学部にてNEDO 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の産業技術研究事業内で「Web マイニングとセマンティックWeb を活用した編集エンジンの研究」の研究開発に参加しました。