株式会社水星 / 代表取締役
国内で5軒のブティックホテルを開発・経営するL&G グローバルビジネス代表取締役。また、ホテル経営の経験から、ホテルの宿泊予約プラットフォーム「CHILLNN」や、空間や観光の価値を高めるクリエイティブブティック「水星」などの代表も務めています。ホテルを通して選択肢の多様性のあるライフスタイルを提案しています。 8歳の時に家族でアメリカ大陸を横断する旅をしました。毎晩、様々なホテルに泊まりましたが、どこに行っても代わり映えのないホテルが多く「もっと地域の魅力が反映されているホテルや、気分が上がるホテルがあればいいのに!」と強く思ったのがホテル経営者を志すようになった原体験です。一人の消費者として心から「ほしい」と思うものを形にしてきました。 東京大学に入学後、縁あって巡り合った北海道・富良野に小さな宿「petit-hotel #MELON 富良野」をオープン。そこで出会ったお客様の声から「旅先での偶発的な出会いが、満足度につながる」ということを発見し、ゲスト同士の出会い・交流を誘発する「ソーシャルホテル」というコンセプトを発案し、そのコンセプトを元に京都・東九条の「HOTEL SHE, KYOTO」を始めました。 目指しているのは、音楽や洋服のように、雰囲気の好みや、思想・哲学への共感など、自己表現として消費選択できるようなホテルの選択肢を増やすこと。たとえば、大阪・弁天町にオープンした「HOTEL SHE, OSAKA」では、客室でアナログレコードを聴けるなど、インダストリアルセクシーな港街の雰囲気を織り込んでいます。湯河原の温泉旅館「THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA」は、静かな環境で仕事や読書に打ち込むことのできる”ワーケーション“に特化したプランを提案したり、北海道・層雲峡の「HOTEL KUMOI」は自然豊かで神秘的な“秘境”のような空気感を生かし、東洋医学思想に基づき薬膳や整体などを取り入れた養生リトリートに進化させようとしています。 「こんな場所があったらいいな」「こんな体験ができたらいいな」と求める、自分自身や誰かの“渇き”が原動力。それを潤すことのできる、魅力的なオアシス、より良い選択肢を作り続けていきたいと思います。
・新しい宿泊/旅行のあり方の創出 自分の好みにあったホテルを選びたいという人と、こだわり・思いを持ったホテルとをつなぐ。 そういう多様な宿泊先の選び方、旅行のあり方をもっと広げていく。
子どもの頃からホテル経営を志していたが、大学入学時は何から始めればいいかわからず悶々としていた。その年、Airbnbが日本に上陸し、「部屋一つ、ベッド一つあれば宿は始められる」と思い、母と共同で会社を設立。
在学中に起業し、学生と経営者の二足のわらじをはく生活を送る。
シンガポール大手不動産Roxy資本のラグジュアリーホテル、Noku Roxy Kyoto Hotelにてオペレーション業務、ホスピタリティ業務、コンシェルジュ業務、クリーニング業務などに携わった。
渋谷グランベルホテルにてフロントスタッフとしてオペレーション業務、ホスピタリティ業務、コンシェルジュ業務に携わった。