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山口一弥の持論!100年時代の仕事とプライベートの考え方

Photo by katsuma tanaka on Unsplash

山口一弥です。今日も日頃感じている小言を文字にしていきます。

はじめに:100年時代とは何か

私たちが生きる現代は、「100年時代」と呼ばれる長寿社会が現実となっています。医学の進歩や生活水準の向上によって、平均寿命はかつてないほど延び、現在では100歳まで生きることが珍しくなくなりつつあります。この長寿社会において、従来の仕事とプライベートのバランスや生き方のモデルは通用しなくなってきています。本稿では、100年時代における仕事とプライベートの考え方について考察し、どのように充実した人生を送るべきかを探ります。

これまでの「働き方」と「生き方」

かつての働き方は、終身雇用や年功序列が一般的でした。多くの人々は、20代で企業に就職し、定年まで勤め上げ、その後は引退して悠々自適な生活を送るという生き方が理想とされていました。しかし、こうしたモデルは、平均寿命が70〜80歳程度の時代を前提としたものです。今では、60歳や65歳で定年を迎えても、まだ30年、40年の人生が残されていることが多く、単純に引退するだけでは充実した人生を送ることが難しくなってきています。

さらに、近年はテクノロジーの進化やグローバル化によって仕事の形態自体が大きく変化しています。リモートワークやフリーランス、複業(パラレルキャリア)など、従来の企業に属する働き方から、自分で仕事の形態を選び取る時代が到来しています。これに伴い、仕事とプライベートのバランスについても、改めて考え直す必要があります。

100年時代のキャリアの捉え方

100年時代における仕事の捉え方は、これまで以上に柔軟である必要があります。従来のように、一つの会社でキャリアを積み上げるという生き方だけでなく、ライフステージに応じて仕事を変えたり、スキルを新たに身につけたりすることが重要です。

たとえば、20代〜30代は自己投資や専門スキルの習得に力を注ぎ、40代〜50代でキャリアのピークを迎えるといった伝統的なキャリアパスに固執する必要はありません。50代、60代でも新しいスキルを学び、70代になっても自分の経験を生かした仕事を続けることが可能です。100年という長い人生を考えると、人生のどの時期においても成長やキャリアチェンジのチャンスがあるという意識が重要になります。

また、企業側もこの変化に対応する必要があります。高齢化社会においては、若年層の労働力だけでなく、経験豊富なシニア層の労働力も活用する必要があるため、年齢に関係なく活躍できる環境整備が求められています。年齢にかかわらず、キャリアの途中で再教育を受けられる仕組みや、柔軟な働き方が実現することで、より多くの人々が生き生きと働き続けることができるでしょう。

プライベートの充実と仕事のバランス

100年時代において、仕事とプライベートのバランスはこれまで以上に重要なテーマです。長寿社会においては、単に「働く」だけでなく、プライベートの時間をいかに豊かに過ごすかが人生全体の満足度に大きく影響します。

特に、ストレスの軽減や健康管理が、長い人生を充実させるためには欠かせません。働きすぎによる健康被害を避けるためにも、適切なワークライフバランスが必要です。例えば、リモートワークやフレックスタイム制度などを活用し、時間や場所に縛られずに仕事をすることで、仕事とプライベートの境界線を柔軟に引くことが可能です。

また、仕事以外の時間をどのように使うかも大切です。趣味や学び、家族との時間、地域活動など、自分が大切にしたい時間を確保することが、仕事でのモチベーションや生産性向上にも繋がります。特に、100年という長い人生を見据えた場合、仕事とプライベートの両立は、幸福な人生を送るための鍵となります。

ライフシフトの考え方

100年時代において、キャリアやライフスタイルの転換、いわゆる「ライフシフト」は避けて通れないテーマです。従来のように、一度選んだキャリアや生き方に固執するのではなく、人生の途中で軌道修正を行う柔軟な発想が求められます。

例えば、50代や60代になってからも新しいスキルを習得し、新しい職業に挑戦する人が増えています。こうしたライフシフトは、単に収入を得るためだけでなく、自分の成長や新しい人間関係を築くためのものとしても重要です。さらには、定年後に再び働く「リタイアメント・キャリア」といった新しい働き方も注目されています。

また、ライフシフトを成功させるためには、経済的な準備も必要です。100年生きるとなると、長期間にわたる収入源を確保する必要があるため、早期からの資産形成や投資が重要です。自分のキャリアだけでなく、経済面でも柔軟に対応できるような準備が求められます。

まとめ:長い人生をどう豊かに生きるか

100年時代における仕事とプライベートの考え方は、柔軟さが鍵となります。キャリアの途中で新しいスキルを習得し、ライフステージに合わせて仕事を変えたり、プライベートの充実を図ることが、長い人生を豊かに過ごすためには不可欠です。

また、企業側も年齢にとらわれない柔軟な働き方を提供し、シニア層を含むすべての労働者が活躍できる環境を整えることが必要です。さらに、経済的な準備や健康管理も、100年時代を生き抜くための重要な要素となります。

結局のところ、100年時代において大切なのは、自分自身の人生をどうデザインするかという意識です。仕事もプライベートも、自分にとって本当に大切なことを見極め、そのバランスを取りながら、長い人生を楽しむことが重要です。人生が長くなった分、選択肢も増えました。その選択肢を上手に活用し、充実した100年ライフを送りましょう。

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