花婿・女性参会者のつける花~大橋直久
最近は花嫁に見劣りしないようにというためか、花婿の胸に大きなカトレアなどをつけることもありますが、華やかさは花嫁に譲って、花婿は引き立て役となったほうがよいのですからやめたほうがよいでしょう。
それよりもバラ、カーネーション、ヒヤシンス、スズランなどの白い花のなかから一輪を衿のボタン穴にさす - ブートニアのほうが、はるかに気がきいています。
披露宴では新郎の父親、司会者、主賓の男性もブートニアをつけてもよいのですが、新郎と同じ花は避けます。
また新郎が自衛官、警官、消防官のように制服を着ているときにはブートニアをつけません。
なお、花嫁以外の女性は、新郎新婦の母親の洋装や、姉妹、列席した女性、受付係なども、ミスとミセスを問わずコサージュをつけてもよいのですが、花嫁の花である白い花だけは絶対につけないようにしなければなりません。
大橋直久