事業の立ち上げ
こんにちは。合同会社ライトの佐田です。
今回は今の私の会社がどのように立ち上げてきたのか、について書かせていただきます。
前回の記事にも書かせていただいたように、東京の製菓学校を卒業した後に、パティシエとして働き始めました。
洋菓子個人店で技術を磨き、休みの日には他の洋菓子店で洋菓子をいくつも購入、自分自身で食べることによって味わいや見た目の研究をしている日々を過ごしておりました。
日々、洋菓子づくりのことだけに集中をし、どちらかというとプライベートを捨てて没頭する毎日。
パティシエの世界でいずれ自分自身の理想とする洋菓子店を出店する、というビジョンがありましたのでそのためにはなんでもやってみようと思って行動しておりました。
洋菓子の本場、フランスで様々な経験をしてみたいと考えていたのもこの頃でした。
休む暇もなくお菓子づくりに専念していた時期でしたが、たまたま出来た時間で、自分自身の見識を深めようと外に交流を求めて出かけた時に、大きな転機が訪れました。
人が大きく変化する、ましてや人生の方向性まで変化してしまうようなきっかけ、というものはそうそう無いと思っておりましたが、私はある人との出会いによって、その後の人生が大きく変化をしていきます。
たまたま友人に誘われて行った交流会で、ある方に問われた一言がとても深く自分自身に突き刺さり、この先の人生を考えるきっかけとなったのです。
その一言とは「好きなことを仕事にしてやりがいを感じていることは伝わった。ただ、5年後10年後の君の人生を想像した時に、ワクワクするのかい」でした。
今まで考えたことすらなかったことであり、そこでワクワクする、と答えられなかった自分自身にも直面をしました。
続けて「ワクワクしないのであれば、自分の人生について本気で考える時間を確保したことはあるのかい、もし無いのであれば、その時間を確保して真剣に考えてごらん」とも伝えていただきました。
衝撃を受けた私は、アドバイスをいただいた通り、自分自身のこれからの人生を真剣に考える時間を確保し、その結果、今のままでは理想とする洋菓子のお店を出店することができない、と判断。
そして自分自身がどのような人生を描きたいのかを考え、そこから出てきた生きる目的に沿って物事を選択しようと決めました。
その結果、パティシエという仕事を手放し、まったく異なる畑の営業という世界に飛び込むこととなります。
もちろん、営業をやることが私の人生の目的ではありません。自分で決めた人生の目的に沿って動くと決めた時に、そのために必要な手段として、まずは営業で自分を磨いていくことを考えたためでした。
この続きはまた次回