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【ネガティブ?からポジティブに】—私の価値観の変革と自分との闘い—

みなさん、こんにちは!NINJAPAN株式会社の吉田と申します。

NINJAPAN株式会社が創立して、もうすぐ5年が経ちます。
私は2年半前に「Abuild就活」のコーチとして関わり始め、2023年11月に採用、さらに2024年5月からはカスタマーサクセス(CS)職として内側にも関わるようになりました。

会社のことや事業内容については、他の記事や募集要項でご確認いただければと思います。私は文章を書くとき、どうしても堅苦しくなるのが苦手なので、今回は少しラフに、自分の価値観や考え方についてお話ししたいと思いますね

そんな自分が選んだ今回のテーマは【ネガティブからポジティブへ】です。

【このテーマを選んだ理由】

初めての人からしたら知らなくて当然ですが、僕を知っている人は意外に思うかもしれません。
実は、私自身かなりのネガティブ思考の持ち主でした。でも今は、人を応援したり前向きな気持ちを共有するのが好きな自分に変わっています。また、自分自身もとにかく前向きに「今を楽しむ」というのが出来ています。「どうしてこんなに変わったんだろう?」と改めて考え、言葉にしてみたくなったのが今回このテーマを選んだ理由です。

また、このテーマは、私たちの提供する就活支援プログラム「Abuild就活」の理念にも近しいかもしれませんね。就活生が自分のことを深く考えたり(自己探求)、その考えをうまく言葉にしたり(言語化)、自分の力で前に進むためのサポートをするものです。そんな取り組みと、私の経験はつながる部分が多いのかな?とも思いました。
具体的にいうと24歳くらいまで。。。比較的直近ですね(笑)それくらいまでの私は、今では考えられないくらいネガティブでした。詳しいことは控えますが、家族に関するコンプレックスや、喘息で体が弱かったこと、人を頼るのが苦手だったこと、大人への苦手意識など…。何をするにも恐怖や不安が先に来て、物事をどうしてもネガティブに捉えてしまっていました。

そんな私が初めてアルバイトをしたのは、高校1年生の時でした。普通のラーメン屋さんだったのですが、ここでの出会いが、後々の私に大きな影響を与えました。

【アルバイト先の店長がくれたヒント】

人生初のアルバイト。高校生の時、アルバイト初日に店長が、「あとはよろしくね!」と一言残して退勤。その後、2~3か月くらいお店に顔を出さず、、、、ということがありました。
その後やっと戻ってきた店長は、糖尿病の悪化で実は足の指を数本失う手術を受けたとのこと。
それでも店長はとても明るくて、「なんだか面白いよね!」と笑い飛ばしていました。当時の私には、事の重大さに対して、その楽観的すぎる考え方が全く理解できませんでした。
そんな店長故に、コミュニケーションとして自分のコンプレックスや悩みを話すと返ってくるセリフは....「ラッキーじゃん!」とか「おもしろい」という言葉ばかり。正直、その時の私は「なんでそんな風に考えられるの?」と戸惑いました。同時に人には理解されないんだと否定的にもなっていました。

【ネガティブ故の自己中心的な性格がもたらした壁】

さて、少し尖った性格や感情は、大学生の頃、そして社会人としてのファーストキャリアまで続きました。
この話を始めると本当に長くなってしまうのですが…簡単にまとめると、当時の長期インターンシップ先で「長いものには巻かれろ」というスタンスが強く貫き、人を選別するような失礼な態度をとってしまっていたことがありました。
さらに、自分が好きなことだけを優先し、結果として周囲の人から冷たい目で見られることもありました。
また、企業との共同企画の打ち合わせでは、自分の視点や考えをあまりにも強く主張しすぎて、周囲の反感を買ったり、怒られたりすることも多かったです。
ただ、今思えば、高校から大学にかけての私は、とにかく自分だけの世界に閉じこもっていました。
人の話に耳を貸さず、自分が信じたものだけが正しいと思い込む。周りの人がどう考えているかに気を配る余裕もなく、自分の中でぐるぐるとネガティブな考えを巡らせるばかりでした。
なので、客観的な人から見る視点は「自分勝手」「一方的」と、、、言われ本当に問題児だったんです。
でも、そのことに気づいていなかったんです。でもそれは理解できなかったんです。
「嫌われたらどうしよう」とか「間違ってたら嫌だな」「周りの関係性を保たないと」ってネガティブがもたらす思考の結果だったのです。

【転機となった経験と変革の始まり】

そんな自分にも、人生を変える大きな一つ目の転機が訪れます。それは、社会人一年目のことでした。

大阪で育った都会っ子の私が、配属先として選ばれたのは、なんと群馬県。地元を離れ、見知らぬ土地での一人暮らしが始まりました。元々は人と接するのに無理をしていた性格もあって、慣れない環境は想像以上に辛いものでした。
さらに、周りに気軽に話せる交友もおらず、これまででほとんど関わったことのなかった上司「大人の男性」とのコミュニケーションも、どう接していいのかまったく分からない状態。次第にパニックになり、結果「孤独」に押しつぶされそうな日々を過ごしていました。
そして、適応障害になってしまいました。原因は一つだけではありませんが、この挫折は自分にとって初めての深く大きい壁でした。ネガティブや弱気は加速します。
その後これが大きなきっかけではなく、他の理由で転職をすることになったのですが、それはまた別のお話です。



【新しい世界への一歩—船舶業界との出会い】

転職先としてたどり着いたのは、「船舶」の世界。ここから、私自身の大きな変革が始まります。
まず、そこでの仕事を通じて、人生で初めて「この人には敵わない」と心から思える同僚・同期に出会いました。
その人は、何事にもポジティブで、ただ口で言うだけでなく、行動や結果で示すタイプの人。そして、見えないところでの努力が本当に凄まじいものでした。価値観もスキルも、当時の私が何一つ勝てるところがない。そんな衝撃的な敗北感を味わったのは、人生で初めての経験でした。そして、その人が私に教えてくれたのが「ポジティブ思考」でした。

【ポジティブな背中から学んだこと】

その人は、悔しさや「できないこと」に対して落ち込むのではなく、努力や結果で解決しようとする姿勢を持っていました。そして、その苦境にたいして悔しさや壁を「努力」に変換していたのです。その背中を見て、私は大きな衝撃を受けました。少しずつ私の中にも変化が生まれてきたのです。

当時の私は、こんな風に思っていました。
「できないことが悔しい」
「誰も自分の気持ちなんて分かってくれない」
「全部自分でやった方が早いし楽だ」
「むしろ、どうして歩み寄っている自分を分かってくれないんだ」

でも、この考え方は間違っていました。

まず気づいたのは、「自分で自分を認めてあげること」の重要性です。そして、壁にぶつかったり、問題を抱えたりしている時こそが、一番成長できる瞬間であるということ。その考え方は、私にとって大きな転換点になりました。
さらに、ネガティブな感情やコンプレックスを抱えている人ほど、他人の痛みを理解し、共感できる力を持っていることにも気づきました。それは、私自身が悩みや葛藤を経験してきたからこそ分かったことです。自分の痛みを乗り越えた経験が、人の気持ちに寄り添う力へとつながっているのだと。


【営業職での挑戦と気づき】

その後、時が進み、私は二度目の転職を迎えました。次に挑戦したのは営業職でした。新しいことへの挑戦心が芽生え、行動を起こす楽しさを感じていた反面、また挫折も味わいました。
新規開拓の営業は、特に飲食業界が相手だったこともあり、コロナ禍の影響で数字が伸びず、うまくいかない日々が続きました。でも、私は立ち止まらないと決めていました。「足を止めない」「今やっていることは、良くても悪くても必ず意味がある」――そう信じて、続けました。
その結果、粘り強さや諦めない心が身につき、気づけば新規開拓は成功?していました。この職場で学んだのは、「ネガティブから始まる挑戦ほど、達成したときの喜びは大きい」ということです。挫折や苦労、マイナスのスタートがあるからこそ、成功したときの達成感が際立つ。その感覚を初めて心から実感しました。

【蘇る過去の自分と店長の言葉】

ふと高校時代の自分と、あの店長の言葉が蘇りました。
「ラッキーじゃん。面白いじゃん。」
今の私なら、その言葉の本当の意味が分かります。

たくさんの経験を経たからこそ、広い視野を持てるようになった。そして、何事も「捉え方」次第で見え方が変わることにも気づきました。どんなに辛い経験も、逆を言えば他の人ができない体験をしているということ。もし、同じように悩んだり辛い思いをしている人がいたら、その気持ちに寄り添える自分がいる。それが、私にとって大切な気づきでした。当時の自分には理解できなかったのですが、今では感謝しかないですね。

壁にぶつかったり、見えない恐怖に直面したときこそ、「楽しむ」を忘れないです。もちろん準備や想定は大切ですが、実際に行動したときのギャップがあればそれを楽しむ。失敗したら「次はどうすれば良くなるだろう」と考えワクワクする。そうやって改善しながら進むことが、人生を面白くするのだと気づきました。

【今を楽しむということ】

そんなこんなでこれからも私は、どんな経験も楽しみたいと思っています。悔しさや悲しさ、挫折や壁。それらを乗り越えるたびに人は強くなり、その過程そのものが人生の宝物だと感じます。
もちろん、過去を振り返ると後悔がゼロというわけではありません。でも、それ以上に「今」を楽しむ気持ちが大きいんです。昨日できなかったことが、今日できるようになる。失敗しても、それを乗り越える楽しさがある。いつの間にか、そんな考え方が自然と身についていました。

【伝えたいこと】

ここまで読んでくださったみなさん、本当にありがとうございます。もし、毎日のルーティンに退屈している人や、何かに不満を感じている人がいるなら、私が伝えたいのはこういうことです。

もっと楽観的に、今しかない人生を楽しんでみませんか?

仕事がうまくいかなければ、別のことで楽しめばいい。何かに行き詰まったら、周りを頼るのも全然OK。なによりも「笑顔」と「ポジティブな気持ち」を持つだけで、人はもっと幸せになれるはずです。

無理にまとめたように見えるかもしれませんが、それもまた私の「今」の姿です。こうしてこの文章を書いている間も、私はポジティブに楽しんでいます。もしかすると、この文章のどこかが、誰かの心を少しでも動かしているかもしれない。そう思うと、人生って本当に楽しいですよね。

今日の自分が昨日の自分より強くなっていればそれでいいんです。
それだけでも足を止めずに日々何かを進めて成長しているのだから。

ね?ポジティブでしょ?


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