QAエンジニアって
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(私がキャリアスタートした頃)のQAエンジニア
ちょっと思い出してみます。
十数年前、私の職種は「QAエンジニア」と伝えたところ、相手からは、「Q&Aエンジニア」なんですかとか(そもそもなんだよ?)の仕事ですか?
とか、的を得ない答えだった。
これは無理もない。
当時の求人は、今と比べ少なく(少ないではなく、ほぼ0に等しい。運用と混同されていることもしばしば。運用しながらテストするような。あとは雇用形態が契約社員や長期アルバイトだった記憶が。)
また、QA=テストをやる人限定と思われていた時代だからである。もっと遡れば、テストをやる人は新卒かプログラミングができない人、要はスキルがない人がやるものみたいな風潮であった。世間の認識になっているので、私は胸を張ってQAをやっていますとは言いにくかった。
しかし、今は、開発プロセスも派生=プロダクトのリリースを急ぐあまり、品質に問題があったりと。(金銭的な損失、サブスクだと解約、不具合の多さで開発やCSが疲弊)
そのこともあり(当然他にも要因はありますが)、QAに対しての考え方やQAが存在しないリスクが浸透するようになり、求人サイトでも職種欄にQAエンジニアが登場したりと知名度が徐々に上がってきました。
一般の職種では、まだまだということもあり、数年前から、Qiitaを書き始め、もっとQAを広めていきたいと思っています。(QA普及活動なのかな)
今までのQAエンジニアの経験
なんだかんだで、14年近く続けていますが、当初は、特になろうとも思ってもいなく、楽して生きようなどと考えてた時期もありました。(もしそんなことを続けていたら今頃どうなっていたか。)
大学卒業後に、地元の情報専門学校に進学し、2年間(大学卒業して専門学校に進学するの人は当時あまりいなく・・当然と言えば当然か。)、Oracleデータベース科を専攻。SQLやらDBのパフォーマンスチューニングを。あわせて、C言語やVB、Javaを学び。
専門学校2年の就職活動では、まだ1990年代後半から続くバブル崩壊の余韻があり、「就職氷河期」と言われ、選考を受けどもどこも不合格となる。
今のようにオンライン面談も無く、選考ごとに東京に。(1週間ほど安いホテルを見つけ就職活動していました。1日に3社受けて、計10社ほど)
また当時、24歳は新卒扱いすることは難しいとも言われた時代でした。
所謂、第二新卒と呼ばれ、新卒と一緒に研修を受けることすらできず、そのまま常駐SEとしてキャリアを積み始めました。先輩の下で指導を頂きながら、まずはコード修正(リファクタのような感じ)
がコードを書くより、テストをやっているほうが楽しいかもと思い、数少ないQAエンジニアとなりました。(QAエンジニアでは無くただのデバッカーだったのかもしれません。)
前段でも書きましたが、当時のテスト担当者は、開発できない人がやるものという位置づけだった気がします。
で、ECサイトのQAエンジニアやアフィリエイトサイトのバックエンドQAエンジニア、人材評価会社でのQAチームの立ち上げやテスト会社のテストセンターマネージャー、SETエンジニア、セキュリティエンジニアなど、いろいろサービスや立ち位置は変われども、QAの仕事を続けてきました。
QAにも、いろいろな領域があるため、多くのことを挑戦したいですね。これからもです。
また今は、採用業務も担当しています。
売り手市場でも中途採用の質は下げたくない。当然といえば当然です。単に入社させることにKGIを置いているのか。むしろ離職率を増やすKPIになってしまう恐れがあると思います。
リソースが足りないから人だけ採用して、入社してから考えれば良いなんて言語道断だと思う。例えば、プロのサッカーチームで、人が足りないから誰でもいいよ。なんてことにはならないでしょう。正確なパスも出せない、何回シュートしても決められないような選手に来て欲しいとは思わないはず。
チームが求めている基本をクリアしないと。と私は経験上思っています。入社してもミスマッチになるのは、お互いに良くない。また、教育と育成の違いもきちんと理解すべきである。中途採用に教育?では無く育成ではと。
何が楽しいのか?
開発エンジニアやデザイナーのように作り上げて評価されるものでもなく。
不具合を見つけても、それが仕事だからねと言われ、逃したらマイナス評価と。なかなかシビアだなと最初は思いました。でも、不具合がたとえ1つでも。。。無くなってしまえば、私としてはこの仕事をしててよかったな、楽しいなと思います。
これが原因で不自由な人がいるというのが、よくないこと。また、サービスが停止し運悪く、廃業になる可能性も在るわけで。
企画からQAが入り、仕様のレビューやリリース判断もQAがメインとなり行う。
テスト工程の一部を担うのでは無く、プロダクト全てに携わるのがQAであり、ユーザーからはUXやUI、使いやすさ、思い通りの動作。提供する側から見ると、不具合による損害や解約をどう防ぐかを考える。この両端がQAの課題であり、成し遂げるものであると思います。
インターネット社会、SaaSで提供されているものが多くなり
QAエンジニアというのは、もっと貴重な人材となるような気がします。プロダクト品質って何なのか?リリース品質って、コード品質とは?
考えれば考えるほど品質というものは広く深いものです。と呟いてみました。
何を目指すのか、キャリアって
VPoEであったり、CTOであったり、QA経験者にもこんなキャリアがあっても良いと思います。またCQOというCXOがありますが、出会ったことは今までありません。このCQOを目指すのも良いのかも。と思ったり。また、思い切って起業するのもありですね。マザーズ上場を1つとしてロードマップを用意するのもいいかなと。と言いつつ、上場できるのも数パーセントなので、どこまでできるかがあっても。
QAだからQAのキャリアアップでは無くてもと。
(以前、まとめたものもあります。)