1
/
5

ルール

最近行っている社長プロジェクトの「幹部育成教育」や、「メンタル・マネージメント・セミナー」、「基礎体力トレーニング」では、参加者に対するルールを設けている。

ひとつ、自らの責任において事に当たるべし。
ひとつ、和を持って尊し、烏合は恥と知るべし。
ひとつ、自己は主張せよ、主張せぬは卑怯と心得るべし。
ひとつ、自らが他に為すべき事を考えよ。
ひとつ、論は尽くせ、決定は遵守せよ。

これは、僕自身が「琉球サバニ塾」で叩き込まれた内容の一部であるが、これをビジネスに応用しない手はない。
会社は目的をもって方向を定めて進む船だ。
クルーの櫂を入れるタイミングがバラバラでは、船は加速しないばかりか目的の方向に進まない。
「ひとつ、論は尽くせ、決定は遵守せよ。」
は、出航前に終わらすべきことだ。
意見すべき時に発言せず、後から主張するのは、もっと悪い。
「ひとつ、自己は主張せよ、主張せぬは卑怯と心得るべし。」
出航後に四の五の言う輩は、クルーの命を守る為に全力で叩き落す。

クルーが人生を賭して選んだ船を、目的地まで安全に、時には果敢な判断をしてとどけることは、船長としての最大の責務である。