今回ご紹介する本は『媚びない人生』です。
組織を率いるリーダーが、周囲の意見に振り回されることなく、自らのビジョンを貫くための指針を示す、そんな本になっています。
韓国から日本への国費留学というのをしており、アジア、アメリカ、ヨーロッパ等を渡り歩き、言葉や考え方を変えていった著者「ジョン・キム」です。
彼が放つ強烈な文章には、パワーをもらうのと同時に、なぜ行動を起こす必要があるのかについて深く考えさせてくれます。
今日も僕が、これは大事だなと思ったことを伝えていきたいなと思います。
他人の目を気にしない
他人の評価に振り回されず、自分自身の価値観を大切にすることは、今の世の中でも非常に重要です。
今の世の中では他人の目というのはとても害になる可能性があります。
現代では特にですが、過剰なプレッシャーがかなりの害になっている可能性があり、それこそが不安を助長している最たるものだと著者は語っています。
僕も経験したことがあるのですが、営業ノルマというプレッシャーとストレスで手の皮がはがれるまで仕事をしていた時は、他人の評価に押しつぶされそうになって、かなり危ない状況だったなという記憶があります。
変わることができるきっかけができて本当によかったと今では思います。
特に経営者としては、周囲の意見や評価に左右されることなく、自分の信念に基づいて意思決定を行うことが求められます。
例えば、新しいビジネス戦略を導入する際に、他人の批判を恐れて躊躇するのではなく、自分のビジョンを信じて進むことはとても重要だと考えています。
自己評価を高めるためには、日々の小さな成功体験を積み重ね、他人と比較せず、自身と向き合っていく必要があると強く感じます。
群れから離れる勇気をもつ
安心してしまうような群れに従わずに、自分の道を歩むことは、真のリーダーシップを発揮するために必要な要素です。
ここでいう群れというのは、成長が伴わないような、安心して生活ができてしまう場所や、人間関係のことをさします。
なぜなら、安心してしまうような群れを離れるということは、緊張感と危機感が生まれ、自立を育むからです。
安心なところにいたいという弱い自分がいることをまずは認めて、自分自身で緊張感と危機感を育むことが成長につながります。
僕自身も事業を始めたころには、一緒に仕事をする緊張感を持った仲間とよく一緒にいたものです。
まとめ
僕は経営を学び始めてから、地力を高めることの大事さを教えていただいたことで今があります。
恐怖に負けず、自分に打ち勝つためにも、媚びない選択があることを知れたことは非常に大きな気付きでした。
自分自身を見つめ直す機会として、紹介させていただいた本をぜひ一読していただけたら幸いです。
それでは今日はこの辺で。
住谷知厚(すみたにともひろ)
<参考>
◆媚びない人生