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『歯車の意味』 キャリアコンサルタント勉強会

新しくキャリアコンサルタントの資格を取得した方を対象に
スキル向上の勉強会の「ファシリテーター(講師)」を、
協会から認定され4年間やってました

『後任課長にイライラする』
参加者のお一人の経験です。
1年前に役職定年により、課長から一般社員になった50歳後半の女性
後任の課長にイライラする、そんなお話でした。

後任の課長のここが「なってない」
そんな「なってない」姿を見たら自分はいつもイライラしてしまう
「どうして、なってないという言葉を使われるんですか」そう問いかけてみると
そこから、自分も「なってない」課長だった15年前
そこから必死になって課長としてふさわしい自分に「なっていった」
ストーリーが語られました。
続けて「課長」から今は一般社員になってしまった今の自分、
彼女は、そんな自分のことを「歯車」とたとえられました。

「歯車」の自分を語る彼女はとっても「寂しそう」
「寂しそう」な様子をそっと指摘してみることで
彼女は、自分にとっての「寂しい」の意味を見つめ直していきます
「寂しい」のは、課長でなくなったことではなく
「課長になっていった自分」、「自分らしい自分」をもはや歩むことができない
そのことが寂しかったのでしょう

「歯車」なら、そんな「自分らしい自分」にはなっていけないの
そこから彼女にとっての「歯車」の意味が変わります

「歯車は歯車でも、それが無ければ会社が回らない
 そんな歯車はあると思う、自分はそんな歯車になっていこう、そう思う」
みんなに向けての、彼女の言葉が、いま心に残ってます

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