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GPSSグループの一員であるみらい地域が認定農業者に。異例の全国認定!

GPSSグループの一員である株式会社みらい地域は、2023年12月に「認定農業者」となりました。狭き門を突破するために奔走した担当者に、苦心談やこれからの展望などをうかがいました。

――まず認定農業者について教えて下さい。

明確な経営ビジョンを持って一線で働く農業者・法人を選び、低利融資や補助金で支援する制度です。認定農業者は農業、農村の担い手として売り上げを伸ばし、全国の農業法人のモデルとなります。

――認定されるまでのハードルが高そうですね。

認定農業者はまず、地元の市町村で認定を受けるのが一般的です。しかし、私たちの拠点は東北、北海道、沖縄と全国に広がっています。このため市町村や都道府県を飛び越えて、いきなり全国で認定農業者と認められるよう申請しました。

――審査する側も驚いたのではないでしょうか。

窓口となった農水省東北農政局の担当者も、「最初から全国認定となったケースは初めて」と驚いていました。

――審査はスムーズに進んだのでしょうか。

農政局の担当者も最初は「この人たちは大丈夫だろうか」といささか警戒気味でした。ただ、私たちには太陽光を発電と農作物で分け合うソーラーシェアリングの実績があります。この実績を踏まえての現実的な経営目標を示すと同時に、農業を持続可能なものにするというみらい地域の企業理念をアピールしたら、農政局の担当者の目の色が明らかに変わっていきました。2~3時間に及ぶ熱い議論を終えた時、担当者が「これで審査を通せると思います」と太鼓判を押してくれました。

――まさに魂を燃やした成果ですね。全国での認定農業者という錦の御旗を手に入れて、これからなにを目指すのでしょうか。

ソーラーシェアリングにまず取り組みたいですね。ソーラーシェアリングのための農地使用は、3年ごとに農業委員会から転用許可を得る必要があります。最悪の場合、3年後に「もうやめてくれ」と言われる恐れがあります。しかし、認定農業者となったことで、一度の許可で最大10年は農地を使えます。太陽光発電の補助金をもらうPPAモデルで、ソーラーシェアリングをしたいと考えています。

――農業への取り組みも広がりそうですね。

みらい地域は、ソーラーシェアリング予定地だけでなく、その周辺に広がる耕作放棄地も引き受けています。ソーラーシェアリング用に用意したトラクターなどの農業機械を使えば、イニシャルコストをかけずに農地を拡大していけます。有機農業にも積極的に取り組み、持続可能な農業、農村をどんどん広げていきたいですね。

――地域から社会をサステナブルにすることを目指しているGPSSグループのビジョンそのものですね。素晴らしいお話、ありがとうございました。

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