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人型ロボットの長所はなんだろう?

Photo by Lyman Gerona on Unsplash

キビテクでは、CEOの「林まりか」がお昼休みの時間帯(12:10-13:00)に clubhouse を「昼活:ロボット」の部屋名でやってます。
https://www.clubhouse.com/event/m20Jey4x
https://twitter.com/mrk_h
日々のロボット関連のニュースを話題に、ゆる〜く語っておりますので、気が向いたら覗いてみてください。
業界の話題を真面目に論議していることが多いですが、アニメやマンガ・小説などを引き合いに虚実とりまぜた話題もちょくちょく飛び出します。
「キビテク社の代表ってどんな人なんだろう?」と気になったら、ぜひ登壇してお喋りしていってくださいね。

さて、今回のテーマは「人型ロボット」についてです。
先日の「clubhouse 昼活」で出た話題なんですけどね。

『敢えて問う。人型ロボットの長所は那辺に在りや?』
どうすれば、売り物になる人型ロボットを作れるだろうか?ってことです。

ロボット開発者って、人型ロボットの開発が大好きな人が多いです。
でも、実際のオシゴトとして考えると、ロボットが人型していることってあまり無いのです。

それは、人型していることのデメリットが多いのが理由です。
自動車工場で溶接の仕事をこなしているロボットをイメージすると判り易いですが、彼らは腕だけしかありません。
他の部分はなくて済むようにラインが設計されていますので、関節を駆使して溶接機を取り回せば十分仕事ができてしまうのです。

人型ってことは、概ね以下のようなスタイルしてますよね。
2本の脚で直立して、歩いたり走ったりできて、その上に胴体があり、両側に1本ずつ腕があって、その間に頭が乗っていて、頭には顔が付いている。

機械に任せたくなる仕事って「単純な作業の繰り返し」がすぐに思い浮かびますが、人型って無駄が多いですよね。
先の溶接作業だったりすると、腕だけ有れば十分で、「足なんが不要です!」って話になってしまいます。

人型って多分に冗長で蛇足気味になるので、良くも悪くも無駄が多くなります。
だから、生産性が求められる分野は鬼門になりますね。

・専用ではなくて、汎用に向いている。
・効率性に背を向けた分野に向いている。
・大量にモノを作るよりも、一期一会的なコトを作ることに向いている。
こんなところでしょうか。

あれやこれやと考えてみましたが、私が思いつくのはこんな切り口でした。
・接客:出迎え〜案内〜注文取り〜配膳〜下膳〜精算〜お見送り までを全てこなす
・家の中に入り込む:家事手伝いを一通りこなす(文化女中器の役割)
・家の中に入り込む:介護や訪問医療のアシスタント
・共感を呼ぶ:歌って踊る、アイドル的な。チームを組ませるのも良さそう
・癒やし系:人と触れ合う。友人・家人。セックスワーカーも

大量生産方面は従来型の産業ロボットの得意分野ですので、人型ロボットが目指すべきは多品種少量生産や、モノ作りではなくて体験などのコト作りの分野が適していると思います。

キビテクでの私は、そんなこんな考えながら、日々ロボット開発に勤しんでおります。

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