1円を稼ぐって難しい
こんにちは!新卒1年目のN井・K山です。この記事では、初めて自分達の力だけで1円を稼いでみて分かったお金を作る難しさと価値を作る面白さをまとめましたので、ぜひ一読ください!
どうして1円を稼ごうと思ったのか?
私N井は大学4年で上京し、学生兼某ITメガベンチャーのエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。当時の私は就職活動に成功し学生で正社員なんて優秀だと自分に酔いしれていましたw。しかしながら、約7ヶ月ほどで周りのレベルや会社からの期待値と自分の成果とのギャップに苦しみ仕事を辞めることになりました。辞めてもまだ大学生4年生、優秀な自分はすぐに新しい仕事が見つかる!と自信がありましたが、一向に次の仕事が見つからない。偏差値がそこそこの大学で11月になっても内定がないヤツなんて、どの企業も必要としてくれませんでした。(今は就職できています)
会社という「ステータス」を失った自分に価値はあるのか?明日会社が倒産したら自分に仕事があるのか?、そんな不安を拭うべく、自分の力で0から1を作り出す。自分で価値(お金)を生み出せる人になりたい!そんな思いから副業を始めました。
HP制作で1円稼ぐ
HP制作を選んだのには2つの理由があります。
私はWebエンジニアの経験がインターン時から数えると約1年半年、そしてシェアハウスしているK山もエンジニアとして働いています。HP制作が自分達の得意を活かしやすいと考えました。
もう一つの理由は、業界に勤めて一般的なHP作成には約100万円ほどかかり、withコロナでオンライン化が進みWebコンテンツの需要が高くなる今日、100万円クオリティは出せなくともきっとニーズがある!と思い始めました。
以下では、具体的にどうやって案件を進めたのかをまとめます!
要件定義
お客さんのふんわりした思いやイメージを言語化することから始めました。ヒアリングするべき内容は、エレベータピッチなどのフレームワークに沿って項目を埋めていくように行いました。初期の段階では、情報の取捨選択はせずにとにかく聴くことに徹しました。もちろんHP制作には不要な会話もありますが、雑談にこそお客様の情熱の根幹となる要因が眠っていたり、サービスが成功した未来を共有することで、お客様と同じ目線で制作に臨めるようになっていきました。多い時には週に2回のMTG、時には近くのマクドで実際にお会いしながら要件を詰めていきました。
デザイン
デザインが一番苦戦しました。というのも、私もK山もデザインセンスが皆無だからです。センスはなかったですが、PinterestやParts.を活用しながら100個近くのLPを確認し構成に合うデザインを横に並べ比較して調整を繰り返しました。量質転換と言葉があるように、本当に数をこなしていくうちにデザインが洗練されていくのを感じたした。お客様との会話を重ねることで、ターゲット層や与えたい印象が明確になっていき、当初はポップだったデザインからサービスの価格や性質を踏まえて信頼感のあるデザインに変化させていきました。
副業と本業の違い
副業と本業の違いの一つ目はお金以外の目的を最優先にできることだと思います。本業の場合は売上や利益の達成のために、あえて諦めることが度々にあります。一方で副業の目的は、お金よりもゼロからイチを生み出す力や案件を通して新しい繋がりを作ることとしているので、常に自分のやりたいを選択できます。
もう一つの違いは問題起こした時にケツを持ってくれる先輩がいないという危機感からうまれる当事者意識です。会社で働いている時はきっと誰かがカバーしてくれると甘えを持って働いてしまいがちです。その一方で個人でやる場合はすべて自分の責任になるので、発言や行動の一つ一つに注意を払うようになります。
1円を稼いで変わった働く意識
今回1円を自ら稼いでみて〇〇会社のNH,KYではなく、22歳イチ個人として評価していただいた。その評価には紛うことないお客様からの素直な意見であり、良いことも悪いことも会社で経験した以上に自分の胸にスッと入ってきました。今回発見した課題を改めていき本業にも最高のシナジー生み出していきたいと思いました。
最後に1円の重みが180度変わったことをまとめます。昨日まで仕事で失敗しても、ボーッとしていても25日になれば給料は振り込まれるくらいに考えていました。今回初めて自分で稼いでみて気づいたのは、お金をつくる→ユーザーの信頼を得て仕事をもらう→ユーザーに満足してもらいお金をいただくということが、いかに苦労するかということだ。その難しさを知った今、本業で毎月の給料に見合う仕事ができているのか?お金をいただけるほどお客さまを満足させられているか?と不安になるばかりでした。明日からは、お金をいただく責任と覚悟を持って仕事に臨みたいと思います。