ビジネス×オンライン×バーチャルリアリティー
Photo by Michail Dementiev on Unsplash
新年明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
折角ですので、短いながらコラムを1つ。
先日より趣味と実益を兼ねて調査している、VR(バーチャルリアリティー)の新しい動き、バーチャルマーケット5というイベント(高校で例えれば文化祭みたいな)があります。
すると、探れば探るほどに有名どころを含めて、様々な企業が参入している事を実感します。
昨年においても、対面で会話する機会がコロナ禍によって縮小傾向な中、文字チャットではなく動画と音声によるコミュニケーションが、zoomを始めとして浸透してきております。
そんな中、この動きはどう関係してくるのでしょうか。
まずzoomの課題の1つを挙げる事から始めますと。
それは、2次元画面の対面になりがちな点です。
3人以上が参加していても各顔写真と話をしているようになります。
対面では存在していた仕草・素振り・感情表現等による副次的な情報が不足して事務的な対応に終始しがちになる事が、既に雑談の不足感等、現場の人間関係を希薄にし始めている場合もあります。
結果、相手に対する信用判断に自信が持てない場合が、悩みとなり得ます。
さりとて。個人事業主やフリーランスが大きな戦力である現在、資本・組織の規模のみで判断すれば人材・人脈を獲得できなかったり、事業創出や販売の機会を喪失する危険もあります。
そう考えますと、相手を判断するための情報がもっと欲しくなりますが、直接質問するのはハードルが高いもの。
しかしVRであれば、アバターによる表現が幅広く、ビジネスの基礎や促進に寄与する人間関係を育てるには、zoomよりも効果的かもしれません。
既に、アバターを用いたツールを業務で活用している企業も業界によっては出てきているようです。
あくまでも未来での可能性ながら。
VRで出会い・交流し、zoomで仕事の細部を詰める流れが、今後の社会において大きな力を生み出す源泉の1つとなるかもしれません。
自動翻訳機能なども発達すれば、販路の広がりも期待できます。
ただ。こういった事前の考察や情報を形作るための「素材」となる知識を、ITに疎い方が手に入れるにはハードルが高いのが現状です。
IT能力の高い一部の方だけの利用となりがちではないかと感じます。
実際。オンラインの異業種交流会とて、参加に不安感を抱かれる方も、全年齢の社会人で見れば依然として多数派ではないでしょうか。
他方。手前味噌においても。
人間関係のリスクに対する知見を持つ人材が関わっているかどうかが、継続的な仕組みづくりにおいて、競争力の一因となるかもしれないと感じています。
不況の中、異業種交流会を含めオンラインでビジネスを模索する動きの拡大が見込まれる現在において。
競合相手との差別化や、人間同士の衝突が生み出すリスクに、これまでに加えて一層の注意が必要になりますから。
この側面にては、「人間関係の健康診断」という点で、私がお手伝いできるものです。
と言った感じで。そんな世の流れについて筆を執れる位には、私も多少の情報を集めておりました。
オンラインに不得手な方に対して「察しろ・学べ」ではなく。
「言葉を尽くして協力する」ことで、一人でも多くの方や業界に、そして社会にとっての得となれば・・・と考える年末年始となりました。