機能不全社会で生き残る方法
昨年(2023年)9月に化学物質過敏症と発達障害の併合認定で障害年金の支給認定を受ける事が出来ました。
それ自体はとても有難いことで、私のように就労のできない障害者が生活保護を受けずに生活するには障害年金しかありません。
それ自体は良いのですが、発病したのは2013年、最も病状が酷かったのは2017年~2021年頃なので、支給開始まで10年の間があった事になります。この頃は家から出る事もできず、入院したり救急搬送を繰り返したりしていました。そして2022年を過ぎた頃からようやくものを考える事が出来るようになり、自分の足で年金事務所に行き申請、支給認定となりました。
障害年金の支給には病院の診断書や初診証明書など様々な書類が必要で、修正のために何度も年金事務所に足を運ぶ必要があり、障害のある人がとても一人で行える手続きではないと思いました。だから、こんなにも申請が遅れてしまったのです。しかも2013年時点まで遡って請求できるかと言うと当時は化学物質過敏症だと分からなかったため証明が出来ず2023年9月からの支給になってしまいました。このように本当に辛い時期はわけもわからないため年金が下りず、改善してまともに申請できる人にだけ障害年金が支給される仕組みになっています。
本当に病気で辛い人がお金を貰えず、比較的軽い、或いは治ってきた人と協力者がいる人だけが貰える仕組みになっているのが今の障害年金の現状です。社労士と言う代行士業もありますがその存在を知ったのも2023年の申請時でした。障害年金の存在自体は障害者手帳が2級に昇級した際に通知がありますが、障害福祉課ではそこまで丁寧に教えてもらえません。幸い、私は親の貯金があった為生き延びる事が出来ましたが、もし頼るあてもなく、病気で苦しい中そのような手続きは絶対にできません。今までの経験から、病院も福祉も当てにはなりません。とにかく福祉や病院の支援は思っている以上に手薄です。情報もなく、信頼できる支援者も見つからず、ただ死ぬのを待つだけとなるのが現状です。頼れるのが自分だけしかいない状況で大切になるのが情報だと痛感しました。今、健康な人も、いざと言う時の為に福祉や保障について学ぶことを本当におすすめします。