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心療内科に行ってはいけない

 精神科や心療内科に通院していてもなかなか心身症が良くならず、精神科医に病状を理解してもらえず辛い思いをしている方もいらっしゃるかと思います。その場合、ほかの科で診断を受ける事が可能な場合があります。ここではその例を幾つか紹介したいと思います。

化学物質過敏症

 心身症から化学物質等に反応し頭痛やアレルギー症状が出る場合は、化学物質過敏症の診断が下りる可能性がありますのでお近くのアレルギー科を受診してみて下さい。

月経困難症

「生理痛は病気ではない」というデマが出回っていますが、月経困難症は病気です。ストレスからホルモンバランスが乱れることで月経困難症を発症することが知られています。お近くの婦人科にご相談ください。

糖代謝異常

 理由はまだはっきりと分かっていませんが、ストレスから糖代謝や糖新生機能に異常が生じ低血糖症状や自家中毒症等を引き起こす場合があります。この場合、代謝内科で糖負荷検査(OGTT検査)を受けて頂くことで糖耐能異常があるのかを検査できます。

慢性疲労症候群

 私は診断された事はありませんが疑われた事はあります。この場合も神経科ではなくまず内科に相談してみることをお勧めします。

 自律神経失調は万病の元となります。心療内科だけに頼らず内科等でしっかりと検査して貰う事をお勧めします。