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なぜ会社をつくったのか

会社を立ち上げるまでの道のり1 グロースアクセラレーターという仕事

サラリーマンを辞めて、会社を立ち上げたのは今から4年前です。その直前は、グロースアクセラレーターという、あまり聞き馴染みがない仕事をしていました。10人ほどのベンチャー企業で、電通出身の二人が創業者。広告費を使わずにフェイスブックを日本に浸透させた経験を元に、広告を消費するのではなく、クライアントが事業成長するためにマーケティングで支援するということを事業にしていました。アメリカではグロースアクセラレーターという、「成長にアクセルを踏む人」という職種が存在するのだといい、僕らはその名を体現すべく、様々な企業の新事業開発やマーケティング全般をクライアント側の人間として日々、汗をかいていました。

会社を立ち上げるまでの道のり2 クリエイティブディレクターからグロースアクセラレーターへ

もう少し遡ると、僕はインターネットが企業活動にどう活用できるのか手探りだったときに、ネットイヤーグループという会社に入りました。ここは経営コンサルティングがベースで、インターネットで企業活動をグロースさせることをいち早くやろうとしている会社でした。ナショナルクライアントのウェブサイトをどうしたもっと活かせるのか提案したり、実際につくったりするようなことをやっていました。インフォメーションアーキテクトやクリエイティブディレクターという肩書きでした。

ここで5年ほど仕事をしていると、やっていることが机上の空論のように思えるようになってきました。事業を成長させるためにやっているはずのことが、どのように行動に移されているのかが見えず、自分がやっていることがどのように貢献できているのかわからなくなってきたのです。クライアントの顧客に対して何ができているのだろう?漠然とそう感じるようになりました。

そこで広告会社に席を移しました。実際にコピーを書いたり映像をつくったりすることで、顧客に行動を促すということを実践したかったからです。数多くの実践を通じて、クリエイティブのさまざまなことを学ぶことができました。しかし、その一方で、ここでも自動車メーカーの広告をつくったところで、日本のトップの化粧品会社の広告をつくったところで、それが事業にどのような貢献ができているのかはわかりませんでした。僕は広告会社での5年を通じて、事業成長に貢献したいと思っているんだと気づきました。

会社を立ち上げるまでの道のり3 グロースさせる会社をつくりたい

そうしている中で出会ったのが、前職のグロースアクセラレーターという仕事です。ここは企業の大小問わず、ビジネスそのものに触れられる機会が山のようにありました。僕はその中で新規事業の企画を考えたり、実際に構築することをやったり、新しいサービスや商品の名前やイメージをつくったりとクリエイティブをベースとした仕事をすることができました。相談に来るクライアントの方々は、僕らに事業を跳ねさせることを期待していたようで、とにかく必死にやりました。

そして4年前、グロースアクセラレーターという考えをベースに、自分の会社を立てることになります。様々な事業に向き合う中で、より具体的なグロースはセールスグロースなのではないかと思ったからです。事業はセールス拡大をベースにしています。そこのサポートをできないものかと思い至りました。社長をはじめとした事業責任者たちの一番の悩みもそこにありましたし、それを実現できる会社をつくろうと思ったのです。

で、どんな会社なのか?

セールスグロースカンパニーを標榜しています。セールスグロース、つまりは売上を成長させる会社です。ゴールはとてもシンプルなのですが、やっている内容は少し複雑です。まず、サービスが売りやすいものか検討することから始めます。競争優位性が高い状態なのかがとても重要で、競争優位性が低い商品やサービスを売ることはマーケティング効率が悪く、大きな出費を覚悟しなくてはなりません。なので、まずは売上をつくりやすいものか、認知を取りやすいものなのかを見極めて、そうでない場合は競争優位性を高めることをやります。

それから売上ができるまでのフローを整備します。THE MODELのような流れに落とし込むことが多いです。マーケティングしてインサイドセールスして営業があってカスタマーサクセスという流れのなかで効率良い状態をつくります。と同時に、業務フローの効率化もはかります。日々の仕事は意外と無駄が多かったりするものです。システムが連携してないからと同じ内容を何度も入力したり、そもそも使われないデータを計測していたり、そんな業務負荷が高まっているポイントがないかをチェックして理想的な業務フローを描きます。最後にシステムを連携させて、経営チームが必要なデータをリアルタイムに取れるようにします。

店舗型ビジネスなどのオンラインだけで完結しないビジネスが得意

データ分析は進んでいる業界はとても進んでいます。ゲームやECなどのオンラインで完結してしまうビジネスは特に。逆に遅れているのが店舗型などのオンラインで集客して実来店などのリアル行動が伴うビジネスです。店舗型のようなビジネスの現場では、データ計測があやふやになっているケースが多く見受けられます。オンライン上でのデータと店舗などのリアルの現場でのデータが合わない。来店率という言葉の定義がマーケティング担当と店舗担当で違うなんてこともよくあります。僕らはこうした現場で信頼性の高いデータを計測し、売上成長モデルに当てはめてセールスグロースを実現していきます。

セールスグロースプロットフォームのスタンダードをつくる!

いま急ピッチで進めているのが、セールスグロースのモデルのプラットフォーム化です。数多くの業務システムを使いながらビジネスをドライブしなくてはならない昨今、システム連携がキーになります。ただし、システム連携は経営戦略やセールスグロースモデルがなくては実現できません。経営戦略として何を目指しているのか、そのプロセスは整備されているのか?経営チームは何をみてドライブさせていくのか?例えばセールスフォースを導入しているのに使えないという声もよく聞きますが、これは経営陣がセールスフォースの何のデータを必要としてるかが不明確なことが理由であることが多いです。僕らがチャレンジしているのは、セールスグロースのモデルをその事業に導入し、データドリブンな経営へと変革し、実際のセールスグロースを実現していくということです。そのためのプラットフォームを一緒につくり、クライアントのグロースを実現していく仲間を大募集しています。

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