みなし残業と残業代について
みなし残業として「30時間分の残業代が給与に含まれています。」という話を耳にする事があります。
30時間に満たなくても残業代が貰える。ラッキーと考える人もいるかと思います。
ここからは私の解釈を書いてみようと思います。
・会社にとってのメリット
毎月の残業代が固定化されるので経営の計画が立てやすい
営業の外回りなど、正確な残業時間を把握する事が難しい場合に有効
・社員にとってのメリット
30時間に満たなくても30時間分の残業代が支給される。
ここで注意する事は「残業時間が30時間を超えた場合」どうなるかです。
「30時間を超えた分は残業代として追加支給する。」が正しい形です。
30時間を超えても追加支給していない会社は・・・・。
みなし残業制度は有効な制度の一つだと思います。
私としては「残業時間=残業代」が一番分かり易いと感じています。
弊社も残業代は全額支給しています。
IT会社にも営業職が在籍していると思いますが、9割以上が現場で働く人ではないでしょうか。
コロナ禍でリモートワークが増え、残業時間を正確に把握する事が難しくなっている状況ですが、
お客様先、自社作業であれ「今日は〇時間残業します。」と周りにアナウンスすれば残業時間の
精度があがると思います。成果物で残業の証明が出来ます。
どの制度が「良い・悪い」ではなく、会社の状況に合った制度と正しく運用されているかが重要だと思います。