【近況報告】ようこそ地獄へ!
祖父の介護で辞めたはずなのに、なぜか父の様態が急変して結局戻されてしまった南郷。
そしてこの前父が亡くなりました……。まだかなり若かったんですがね。相続に詳しくて良かったと思った瞬間でもありました。
あぁ、導入が重い! 私が書く小説よりかは軽いけども!
……まぁ、そんなこともありましたが、今はバーテンダーとして働いています。実質三次面接くらいまでありましたが、縁があり雇っていただきました。
当初は介護があるので昼間働くのが厳しく選びました。今は勉強にできるだけ時間を割きたいのでそのまま続けています。あと、人脈作れますからね。なかなかいい仕事です。
今働いているのは、吉祥寺にあるBarミーデヤンスというお店です。元脚本家の岸本みゆき先生がマスターを務めています。結界師やSDガンダム三国伝等、有名な作品の脚本を書かれていた方です。
私も一時期商業としてクリエイティブ系の仕事に関わっていたので、最初会った時は感動しましたね。ライターの端くれの人間がまさか脚本家と一緒にできるなんて思いもよりませんでしたし。
あと、喋りがとにかくうまいです。これは数多の女性を堕とせるわ。面接時の最初の会話も面白かったですね。
岸本先生「うーん、うち暇だよ? 坊主の日も結構あるし、週1,2回しか入れないよ?」
南郷「えぇっ!? 暇なのに人雇うんですか!?」
岸本先生「おじさんもう面倒臭くなっちゃって」
南郷「そんなことあります?(これ、わざと赤字出して節税するためのバーか?)」
岸本先生「氷取りに行くのも面倒臭くてっさ。あーでも、(オーナーの都合で)繁盛させないとちょっとまずくてね。それで女の子雇おうと」
南郷「なるほど。じゃあ私適任ですよ」
岸本先生「知り合いとか呼べるの?」
南郷「それもありますが……雇ってみたら分かりますよ。私、人を引き寄せられるんです」
岸本先生「あっ、そういう持ち主? 助かるわ~」
実際に6年近く会ってなかった人が急に来たり、滅多に来ない新規客が増えました。
そして、坊主の日が減りました。これが一番大きい功績なような気がします。
岸本先生「いやぁユウさん(バーでの名前)が来てから繁盛してる! 能力は伊達じゃないね!」
南郷「その代わりに私の周りの人間死にまくってますが……(父含め4ヶ月で5人亡くなるという)」
岸本先生「なんか僕と似た能力も持ってる!?」
南郷「えっ、岸本先生も死神なんですか?」
岸本先生「僕と関わった人間の父親とか祖父、よく死んだり怪我するんだよねぇ。そういえば、お祓い行った後事故起きた時もあったよ」
南郷「そんな能力即効性あってたまるか……(人のことは言えない)」
岸本先生「だから友達二人しかいないんだよ。常連二人で店成り立ってるし、ここが地獄になる所以でもあるね」
Barミーデヤンスは地獄だそうです。
というのも、三人で永遠と同じ話繰り返して笑いあってるから地獄なのです。まだ三ヶ月しかいませんが、もう同じ話何回聞いたかなぁというものばかりです。ちなみにその二人というのは、井上敏樹大先生と森橋ビンゴ先生です。すごい人しか来ないのかこの店は。
あぁ、あと友達五人以上いると出禁(笑)らしいです。
業界のいろんな話を聞けるので楽しいですよ。他のメンバーで声優の方もいらっしゃいます。
私が何話せるか? 昔関わっていた仕事関連と詩・小説、自殺と恋愛を説くことくらいですかね(ろくでなし)。
指名されれば店行きます。大体土曜日はいますよ。
P.S.烏谷と名乗ったり南郷と名乗ったり忙しい人ですね