舞い戻りし現実主義者―― 烏谷 藍
おはこんばんにゃ~! 田中改め烏谷(からすや)と申します。一次創作はとりあえず烏谷の名前で書くことにしました。
久々にWantedly投稿です。
そういえばちょうど半年前にジラフに戻りまして、その時のこと書いてなかったなぁ、と思って書きました。
✨キラキラWantedly✨に反さないようになるべくするんだから!
よく理想主義者と勘違いされるのですが、実際はめっちゃ現実主義者です。なんで。
※多少面白おかしく書いてます。許してくださいなんでもしますから!
1.戻ってきてよ烏谷ちゃん!
当初の予定では創作ができるから戻ってきたのですが、ついでに行う業務だったはずのmagi秋葉原ラジオ会館の店舗責任者の方が比重が重くなっていました。なぜ。これだったらもう一つお誘い受けた違う会社に行けばよかったなぁ、と2月頃は思ってました。本当に。
あぁ、でもオファー受けるのは何でも嬉しいですよ! できればR18がいいんですけどまぁ全年齢向けもギリギリ書けるので……。
エーツー辞めた理由は「共感覚には辛いから」というただそれだけです。大人数いるところだと全部感じ取っちゃって吐いちゃうんですよね。まぁ、大きな会社なので(以下略)。仕方ないですよ、過敏になりすぎて京浜東北線に乗れなくなるくらいですから。共感覚無くしたい。
で、古巣の中野ブロードウェイに戻りましたが、な~んかいろいろ変わっちゃったなぁとしか思いませんでした。まぁ、従ったとて評価変わらんし2ヶ月手抜こうと思いましたがそんなことは許されませんでした。そらそうよ、当時の中野には最強の両翼がいましたから。
私が「コイツならなんでも従ってもいい」と思う人間なんてジラフの中では4人しかいなかったんですけどね。その内の2人が中野にいたという……。
ちなみに、今のラジ館メンバーにも1人います。約束された勝利の剣《エクスカリバー》が――
2.「ラジ館から人奪っていいですかー?」
3月上旬。ぐだぐだ烏谷に用意されたのは、最強の5人でした。
一人元上司であり部下であるという不思議な方がいらっしゃいましたが(仲はいいよ)。
1人目:古物業界10年戦士
2人目:一番の常識人かつ皆の向精神薬
3人目:秋葉原店の破戒すべき全ての符《ルールブレイカー》
4人目:破壊と混沌を司る気紛れの神
5人目:昔の職場の上司(パパ)
烏谷「わァ……ぁ……(泣く)」
私が呼んだのは3人目~5人目です。この時点でびっくりするほど性格の違う人材が揃って大変だなぁ、とショーケース組み立てながら思っていました。
しかし、とある事件が発生します――
A「渋谷店人足りないんで人(5人目の方)送るのなしで!w」
……この時、烏谷は守ってくれる人間が減ったことにより死んだと思いました。
というより、この人数で接客して買取やって商品登録して(POSシステム導入時のため)無理だ終わった~\(^o^)/
烏谷は開店前に心折れました。心因性ストレスで声枯れてました。
あの時本当に2~3時間くらいしか睡眠取れなくてあひゃあひゃ言っていたら「それ、僕もですよ……」と一人から申告されました。
「済まなかった。詫びSuicideします」って言ったら余計に心配されました。なんで。
元より「ラジ館消えろ」やら「ラジ館いつ潰れるんですか」と言われてはいましたので良いだろうと思ったんですが……(おおよそヘイト向けられていた私ともう一人のせい)。
さすがに不憫に思ったのか日替わりで人用意してくれました。皆優秀なのしゅごい。
この後4月末までほとんど記憶ありません。何したかも覚えてないです。すみません。情報補完してくれる人募集中。
3.逆に人多すぎるんだよ!!
「ラジ館人足りないよ~1人だけでいいから欲しいよ~」と、嘆いていたら2人来ました。
2人はいらないんだって~! 店舗スペース的に無理だよ~!
とはいえ断ることもできず2人受け入れました。
6人目:元自衛隊
7人目:んんっ……?? 全てを破壊するドラゴン!?
いや、誇張抜きでこれです。マジヤバいっすよ!? 破戒すべき全ての符とは違う意味でヤバい。
「ここまで疲弊させるまで放置しておくって、※禁則事項※には闇の権化がいるだろ!?」と、聞いたところ……はい、ノーコメントです。
烏谷「なんやこいつ~! なんかアフォリズムに富んだ人間だなぁ!?」
ドラゴン「あぁ、ようやく※禁則事項※の呪縛から解き放たれましたよ……。もうあんなところ2度と行きたくないですね。※禁則事項※に※禁則事項※されて、本当にもう渦の中に片足突っ込んでしまいかけてました」
烏谷「いや、突っ込んでるよ!?」
ドラゴン「ははは(乾いた笑い)」
烏谷「笑ってる場合じゃないよ!? 休んでもらって……」
ドラゴン「いや休めないですよ。※禁則事項※を殺すまで――まぁ、俺が死んだほうがいいのですが。やっぱりやるなら※禁則事項※ですよね。友人も※禁則事項※買ってやろうとしてましたし。烏谷さんも同じ感じの人間のような気がしますが、烏谷さんが※禁則事項※するなら何にします?」
烏谷「えぇ……こわ……。一応専門的に学んでましたが、※禁則事項※一択ですかね」
ドラゴン「俺はアイツを許さない――。俺の精神を殺した張本人を……(以下似た意味をループ)」
烏谷「(じゃじゃ馬共を纏められるのはお前しかいないって言われて店舗責任者になっているとはいえ、これはどうしよう……。こういう人間まとめるのも得意とはいえ、他のメンバーとの調整が……)ジラフに入ってからこんな感じなの?」
ドラゴン「いや? 前職から……? もっと前……? 19歳くらいから? もしかしたら生まれる前からそうなのかもしれませんね」
烏谷「(※禁則事項※以外の要因もあるな……)」
破戒すべき全ての符「(うわぁ……このメンヘラ共※禁則事項※してぇ……)」
常識人「(コイツら組み合わせちゃいけない奴だ! ※禁則事項※しかねない!)」
えぇ……論文でしか見たことないよぉ……と思いながら接してますが、TATやらせてぇ~としか思わないです。バウムテストで無限の裂け目を書いてしまうような男だ!
話聞く限りは「これでも回復した方」らしいです。-100が-90になっても大して回復してないんだよ!?
3ヶ月だけは待ちますが、その後はちゃんと指導しますからね……? お覚悟を。
4.最強の男、現る
のんびり売上立てていたら一通の連絡が。
M「B氏がラジ館行きたいってよー。トレードしない?」
この時、私は破戒すべき全ての符《ルールブレイカー》の方を見やって言いました。
烏谷「いります?」
破戒すべき全ての符「いらないです!!」
却下しました。入れ替わりすぎてもチームとしての秩序が保たれなくなるので困るんですよね。
ただでさえ狂いなく調律を取るのが難しいチームなんですから、勘弁してクレメンス~!
そんなことは束の間――
翌日、もう一件謎めいた連絡が届きます。
M「なんか3週間だけ行きたいっていう子がいるんだけど」
烏谷「3週間? まぁ、3週間くらいなら足りないところに入ってもらうか。誰です?」
M「約束された勝利の剣《エクスカリバー》です」
烏谷「……はぁぁぁぁぁっ!? えっ、本気で言ってる? どっかの誰かみたいに冗談じゃない? 本人に確認取るけどいい? 嘘だったらあのタダじゃおかないですよ」
M「なんでそんなに喧嘩腰なんですか……」
少女、急いでDMで本人に連絡する。
烏谷「お疲れ様です。ラジ館に3週間ほど勤務したいとご連絡いただきましたが、本当でしょうか?」
約束された勝利の剣「いや、恒常ですよ?」
烏谷「えぇぇぇぇっ!!?!?」
嬉しいのですが、希死念慮が強まりました。
もう私が最弱です。ちいかわ(地位が可愛くて代わりは誰でもいる)です。責任者辞めたい。人事に行きたい。
溶けきった烏谷「えくすかりばーが最強の男っていうのは知ってるんだよ。一回だけ一緒に働いた記憶がありますが、あの時カフェインで吐いてて何にも覚えてないです。実際どんな男なんです?」
X「最高にいい男っすよ! いや~烏谷には勿体無いって」
破戒すべき全ての符「刺す時は最高に怖い男ですよ! サボったら終焉です」
常識人「なんでも解決してくれます!」
10年戦士「勝手にぶん回してくれるよ!」
気紛れの神「え~嫌だ~。多分相性良くないもん~」
ドーラゴーン「あぁ、彼は優秀ですよ……。俺はいいと思います」
烏谷「わァ……ぁ……(泣く)」
小説と遺書を書いていたら静かに刺すタイプの人間かぁ(そこしか拾ってない)。
滅茶苦茶怯えながら挨拶を交わしました。
烏谷「あ……ラジ館責任者の烏谷です……。まぁ、1回一緒に働いたことがあると思うので知っているとは思いますがよろしくお願いいたします」
約束された勝利の剣「あぁ、よろしくお願いします。とりあえず裏にある在庫片っ端から片付けるからとりあえず持ってきてくれません?」
烏谷「イエス、サー……」
本当に2日で8割くらい片付けました。私は笑うことしか出来ません。
烏谷「よし、現世を去るか! さよなら! さよなら!」
約束された勝利の剣「(うわ……マジでこいつ働かないな……ダルっ。お前の望み通り死んだ方がいいだろ)」
烏谷「そういえば、なんでラジ館に来たんです? 建前の理由は聞きましたが」
約束された勝利の剣「※禁則事項※ですよ? というか、※禁則事項※から辞めようと思ってます。俺、どうせ※禁則事項※としか思われてないじゃん! チャットの反応見てもいつも雑だし真面目にやるだけ損じゃないですか。給料上げてください」
烏谷「(あっ、なんかめっちゃ喋る人だったんだ)所詮※禁則事項※ですからね。※禁則事項※は※禁則事項※というのは私も知っているので。まぁ、※禁則事項※の時点で負けですよ。上げたら残ってくれます?」
約束された勝利の剣「額次第」
烏谷「承知。善処します。ついでに、関わりある人間全部触れて上げてみるかー」
ちゃんと全員上がりました。30分話した甲斐がありました。情報集めるの大変なんだから!
約束された勝利の剣「給料上がりましたよ」
烏谷「ちゃんと私が言った額面まで上がりましたかね?」
約束された勝利の剣「※禁則事項※ですよ」
烏谷「えー!? なんか下げられてるから問い詰めるわ」
約束された勝利の剣「いやいや、※禁則事項※からここまでいけば十分です……。新卒ですし」
烏谷「意外と無欲だ」
確かに、新卒の時の私より高かったです。なお、私の額面でも入ったときやたらめったら僻まれました。
金額上がってからハイテンションなので助かります。私のダウナーがより濃く出てきて死んじゃいそうですが。
5.ボクと契約して、社員になってよ!
もう一人「辞めたい~金以上の働きしてるのに認めてくれない~」と嘆いた方がいます。
破戒すべき全ての符です。秋葉原店散々掻き乱したくせにアルバイトだったんですよね!
実際、最初は「コイツどうやって扱えばいいんだ」と頭を抱えていましたが、同じ穴の狢ということが判明してしまいました。そりゃサボっても許すよ!(やること全部終わらせているなら)
一応相場担当者だったのでそれとなくわちゃわちゃ言ったら何とかなりました。私の新卒の額面と同じ……。
なんか、給料上げて欲しいんだったら自分からもっと交渉すればいいのになぁ、と思ってしまいます。昔から額面交渉ばかりやっていたので何の躊躇いもないです。
破戒すべき全ての符「やたー! 社員になったー!」
烏谷「よかったね」
破戒すべき全ての符「※禁則事項※じゃまずこんな待遇で交渉してくれないもん! 感謝感謝。ラジ館で良かった~!」
烏谷「働かなかったら私にもヘイト降りかかるんだからちゃんとしてくださいよ?」
破戒すべき全ての符「まぁ、そりゃ頑張りますよ」
なんか怖いくらい働いてくれています。信頼こそ原動力なのか――
6.刺客
ラジ館はなぜか他店からも大人気です。あれだけぶっ殺したいだの潰したいだの話が通じない阿保だの言ってるくせに人気なんですよね。死んで解決するなら死にますけど、その時は全員死ぬ覚悟を。
前に述べた通り、相性のバランスを保つのが大変難しい店舗です。私が調律しているから何とかなっていますが、下手に他の人間が乱すと困るんですよね。特に私がいないときにいろいろやろうとするので私の効果が発動できない……。全員暗黒面に堕ちたら私でもサルベージできないよ!? 前みたいなことがあると共感覚で死にます。
ラジ館に来てはいけない人でも書いておきますか。
・Galaxy使ってる人(私が通知音聞くと発狂しかねないため)
・精神が子供(2名ほど発狂します)
・話が通じない人(聞く耳を持たない人)
・刺さる声の人(聴覚過敏故に辛い)
・権力乱用者
いっぱいいますね!
私がいる時はある程度制御できるので大丈夫なのですが、大抵私がいないときに大きく事動かそうとする(外部の人間がいる)ので滅茶苦茶になっているらしいです。あぁ、なんてことしてくれるんだ!
一応文章としては書いたのですが、偉大なる存在に削除されそうなので自重します。ラジ館メンバーに見せる分には大丈夫ですけど……。
《次回予告(多分ない)》
能力平均値A-、コミュニケーション能力も高くどこの店舗より優秀な人材が揃っているラジ館メンバー。
「中野と秋葉原店の逸れ者」と揶揄されていたのにもかかわらず、人事からも代表からも評価が良いことを悪く思う輩は少なからずいるもので――
そんな中、「あんな所にいるのは勘弁だ。ラジ館に呼んでくれ」と水面下で交渉してくる人材が現れる。
その名は、貫き穿つ死翔の槍《ゲイ・ボルク・オルタナティブ》――
もし召喚するとしたら一人生贄《トレード》しなくてはならないが、そこで選ばれる人間は――?
次回、烏谷死す。デュエルスタンバイ!