ITの力で最も進化する業界は農業だ
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ITの力で最も変革する産業は何か?漠然な問いですが、やはり一次産業、それも農業の分野が最も望みが高いと思っています。やはり生産者の知見や環境のデータ、植物の生存本能をデータ化することで農業がもっともっと進化すると思います。
それでもICT農業が成功しない理由
さまざまな企業がICT農業に取り組んでいますが、大きく成功している、という話が聞こえてこないのはなぜか?それは、「農家の販売面の課題を解決しない」からです。結局、農家は農作物が売れて初めて収益が上がります。どんなに楽で効率的に農作物が栽培できても売れなければ話になりません。まずは販売面の課題からスタートすべきなのです。
道筋が良いICT農業とは
栽培と販売、この2つを両立して革新していく必要があります。栽培については、高品質な物を、楽に栽培できる事が重要です。3K農業とよく言われますが、それでは若い農業従事者は増えませんし、農薬に頼りきった栽培も減らしていくべきだと思います。販売については、農家と消費者を直接繋ぎ、必要な時に必要な分だけ鮮度よく届ける必要があると思います。
この両面をITの技術を活用して実現していく、これが日本の農業を救う唯一の道だと思っています。