"アフターコロナ"はどうなるかを考えてみた
2020年4月7日に緊急事態宣言が発令され、7都府県が対象となりました。5月6日までの措置とされていますが、この間までにどのくらい新規感染者数が減っていくのか、誰にも分かりません。ロックダウンで対応した海外の各国では再度ロックダウンをしたり、再感染した人が現れたりしており、世界的に出口がまったく見えない状況にあるように思います。
私はこれまでの社会人人生の中で、3つの大きなイベントを経験してきました。2000年前後の「失われた20年」、2009年の「リーマンショック」、2011年の「東日本大震災」です。
これらの経験から得たものとして、「求められているものを時流の変化から読み取る」というものがあります。
「失われた20年」のときは、ITが世の中に必要とされる時代が来ると感じ、エンジニアとして働くことを決めました。「リーマンショック」や「東日本大震災」のときは、新しい価値を世の中に提案・実現できるようになる必要があると感じ、新規事業開発を行う機会を選びました。
その結果、エンジニアと新規事業開発の経験を持つ、ちょっと変わった人材になりました。
そして今回起きてしまった「コロナショック」ともいえる状況を前に、今後どのような事柄が求められるようになるかを少し考えてみました。
結論から言いますと、「日本の社会的資源活用を効率よく使えるようにする世の中」が必要とされるのではないかと思います。
コロナショックによってはっきりしたことは、(政府の対応を見ていてもわかる通り)有事であってもお金面での支援は期待しづらく、従前の慣習や構造を変えられない人や企業は生き残っていくことが大変になっているということです。
ですので、2020年の冒頭にnoteに似たようなこと(https://note.com/kaz_takei/n/n8ba2b232a72d)を書かせていただきましたが、これから一層日本の社会的資源が減っていく世の中で、いかにして限られた社会的資源を活用していくのか、この問いに対して答えられる人や企業が生き残っていくのだろうと思います。
SaaS、シェアエコノミー、AI・機械学習など、テクノロジーを活用した新たなビジネスや、既存産業の革新事例も多く出てきていますが、その流れは一層強くなり、そこに参画する人が増えるほど日本の社会的資源をより効率よく使っていけるのではないかと考えています。
また、インバウンド需要の受け入れや、日本発サービスの海外展開など、世界の中で日本の持ち味を発揮していくことも重要ではないかと思います。翻訳の精度が十分に高まった時、大きな変化が現れるのではないかと思います。
これからも引き続き世の中の時流の変化を見て、求められるものを見出し、そのフィールドへの挑戦を行っていきたいと考えています。