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CHROを目指して、未経験人事転職を目指すわけ

初めまして、​小林和貴と申します。

現在は個人事業主としてライフコーチングを行なっております。

そしてこれから先で、CHRO(最高人事責任者)になるために、人事系職種への転職活動を行なっております。

今回の記事では、私が人事やその先でCHROになりたいと思う背景についてお話していきます。

”個人”で仕事してきて、人事を目指すなんて珍しい、変わってると思われるかもしれませんが、


”個人”事業主として生きてきたからこそ、”会社”、”組織”をより良いものにしていきたい。


という想いを持っていますので、ぜひ最後までお読みいただければ嬉しく思います。


独立の背景とビジネス観


人事として、会社を作っていく側になりたいと思っている私が、過去何を思って独立を選んだのか、まずはお話したいと思います。


これをお話しするにあたってのポイントは、

独立、起業して個人事業主となるのは「目的」ではなく「手段」であった。

ということです。

何の手段かと言いますと、



「自分のビジネス観を守る」



ための手段になります。


個人事業主となるまでに、営業として2社で働いていた私ですが、2社ともに働いていた際に思っていたことがあります。


「”売るため”に売っていることが気持ち悪い」

会社に数字目標を与えられて、それを作るために、見込み客に営業をする。

営業として当たり前かと思いますが、私にとっては違和感でした。

というのも”売上”を必死に追っている時の営業マンの脳内って、図にすると次のようになると思っております。



口ではお客様のことを想っている風に話しているけど、実際には売上を作ること、契約をとることで頭がいっぱい。。。

自分がお客様の立場だったら正直嫌だよなと、営業活動をしながら本心では思っておりました。


「いやいや、そんなのは個人の考え方次第で、お客さんのこと本当に考えながら働くことだってできるでしょ。」


という意見も確かにそうですし、実際当時の自分の能力はもちろん、考え方も浅かったなと率直に思います。

ただ当時の自分の立場からすると、数字のプレッシャーを強く受けている状態で仕事をするなら、とにかく数字のことに目を向け、売上を目的にしなければいけない。

ただ本当は「売上よりもお客さんを大事にしたい」という気持ちが足を引っ張り、売上も上がらない。

売上が上がらないことによって、数字のプレッシャーを強く感じ、お客さんの立場なんて考えていられない。

という無限ループ…

(顧客のメリットに関心がなくただ成果だけに固執できる性格だったら、もう少し気楽だったのかなあと考えたことも少なくありません。)

結局のところ、

”自分の想いを大事にしながら働く”ことは、「実質不可能」だったと思っています。


とはいえ、ビジネスである以上数字を作らないといけないことは当時も今も理解しています。

こういった葛藤から、私は次の図のようなビジネス観を持つようになりました。


私はこの図で言うところの②番のビジネス観を持っています。

①はさきほどお話ししように、”売るために売っている状態”。この状態では、売上が目的になり、「なぜこの仕事をしているのか」迷子状態に陥ります。

「いやいや、価値があるから売れるんでしょ。売れてる以上は貢献になってるよ。」

と思うかもしれませんが、私はそうではないパターンって多いと思っています。

wantedly上で会社名を公開してるため、この場で私の会社員時代の具体的なエピソードをお話することは控えますが、

先日とあるWeb制作ディレクターさんから聞いた話を例に出させていただくと、

「私がいた会社は、営業の人が売りやすいように作成するページ数など詳細を決めた状態で契約してくるのですが、実際に制作するとなると、契約時に決めたほどページ数いらなかったり、逆にもっと必要ってことがあったりしたんですよね。」

というお話を聞かせていただきました。

(この方はそこに疑問を抱いて独立を選んだ方なのですが、このお話聞いてる時共感しすぎて涙出そうでした。。。)

こういったやり方が正しいとか間違ってるとか、私が勝手に判断するつもりはありません。

ただこれは明確に②ではなく①、貢献ではなく売上が目的になっているパターンだと言えます。

③は、顧客に価値を与えているが、売り上げはない、少ない状態

これはこれでビジネスとして成立していなかったり、資本がないからできることが減り、だんだんと貢献できなくなっていくので良くない。

なので私にとってビジネスとは、



「売上という”中間地点”を絶対に経由して、絶対に顧客に貢献するもの」


これが会社員時代から(明確化されてないながらも潜在的に)思っていた私のビジネス観です。

そして②番の働き方じゃないと苦しい中で、①番の働き方をする他ない。という状態だったので、

「会社でスキルつけたらいつか(30代40代くらい)フリーランスって選択肢もてたら嬉しいな〜」

くらいにぼんやり思っている中、

当時興味を持っていたマーケティングやSNSでの情報発信を、個人で行って稼げるようになりませんか?と、ビジネススクールの営業を受けたことをきっかけに、

会社を退職し、個人事業主として独立することになります。

ここまで私のビジネス観についての主張が強いように思いますが、
私がここでお伝えしたいのは、

会社を出ること、”個人”になることは、「目的」ではなく「手段」であった

ということです。

個人起業によって見えた世界


独立し、個人でSNSを動かしながら情報コンテンツの販売をしたり、所属していたスクール内でコンサルティングを実施させていただいたりした後、

スクールから出て、完全個人で事業を行うにあたって自己分析をしていたのですが、そこであった一つの問いが印象に残っていました。

今関わっている業界で悲しくなってしまうこと、悔しくなること、嘆かわしく思うこと、一番解決しなければ。と思う課題は何ですか?

この問いに私は次のように回答していました。

ビジネスに挑戦する人は多くても、その大半が途中で辞めてしまうこと。Twitterとかでつながり持った人が気づいたらいなくなってるのが、悲しい。

何か方向転換として、別のことに前向きにエネルギーを注ぐためにやめているなら構わないのですが、

シンプルに諦めてしまう人が多くいることを、なんとも悲しく思ってしまいました。

この問いに答えた時は、回答したことで「こんなこと思ってるんだなあ」と思う程度でしたが、

後々色んな知識を身につける中で、理解してきたことがあります。

それは

「行動するためには、強い動機が必要である」

ということです。

というのも、実際こういう業界にいる人って、

「絶対〇〇するんだ!!!」という強い動機や目標がある方より、


営業やマーケティングの力で、独立願望を(一時的に)駆り立てられて、業界に入ってくるという方が多いです。


あるいは、独立するまでは「絶対会社やめてやるんだ!!」という強い動機があるけど、


いざ稼げるようになって会社を辞めた途端に、動機がなくなって頑張れなくなってしまう。


そんな実態を理解していく中で、

私自身、会社での仕事にモヤモヤを抱えていたこともあり、


「そもそも”会社での仕事”がその人の人生にとって素敵なものであれば、こういった人たちは生まれないんだろうなあ」


ということをぼんやりと思うようになりました。

そして、この問いに初めて答えてからしばらく経った後、私はとある壁にぶつかります。



1人で事業をするのが寂しい…



それこそ、先ほどの”動機”の話を少しすると、

私は特別お金を稼ぎたいだとか、時間に縛られない働き方がしたいとか、他にどうしても実現したい夢があるとかではなく、


やっぱりただただお客さん想いな働き方をしたいだけ。


個人起業家が集まるコミュニティに所属していて、そこで頑張ってる最中も「ぼく起業したいわけじゃないんですよね」って言ってたのを覚えています。

というように、”個人”であることは決してマストではないということを理解していました。

さらに当時自分の事業の方向性として、”人の強み、才能を見つけること”、”自己理解”といったものを置いていたことから、

私自身自己理解というものを深めていくのですが、その中で、

根本的に人が好きであり、1人よりもチーム向きである

という特徴が見えてくるようにもなります。

(売上より貢献が大事とか、人の強みを見つける事業をしようといったところも、やっぱり人が好きだからなのかなと考えています。)

それが見えてくるうちに、

今までは個人で事業をしていくと決めたからがむしゃらにやっていたけど、本当は”個人”ではなく、”チーム”で働きたい

”お客さんに貢献するために”、チームで力を合わせて必死に売上を作るビジネスがしたい

という本音が出てきました。

さらに私の周りには「自分のやりたいこと見つけて、イキイキとした人生を送りたい!」という方が多いのですが、

そういった方々がやりたいことを見つけて頑張ろうとした時に、その方向は「会社で頑張る」ではなく「個人で働けるようになる」という方向性に向くことが多いのもあって、

「自分の人生に主体的になる」=「個人で独立する」

といった風潮が現状あることも、なんだか寂しく感じるようになりました。

だからこそ、


私は組織に所属したいし、むしろ自分が”組織”、”チーム”をよくしていける人間になりたい。


個人で自由度のある働き方もいいけど、多少制限があっても会社で誰かと働ける喜びを感じられる組織を作れるようになりたい。


人生に主体的になるからこそ、”個人”ではなく”チーム”という働き方を選ぶ人が増やしたい。


と思うようになり、人事領域を目指すようになりました。


そして、これは私の経験なのですが、

選択肢が多く、迷っているうちは現実が進まない。現実を進めるためには、他の選択肢を断ってでも「やると決める」必要がある

と思っています。

だから私は、人事のトップである

CHROになると決めました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


と、ここまで私がCHROを目指すまでの想いについてお話しさせていただきました。

(まずはお忙しい中、ここまでお付き合いくださり本当の本当にありがとうございます、、、!!!)

ここまでお話しする中で、

「自分の想い強すぎて、会社の方向性に合わせてくれないんじゃないか?」

といった懸念がもしかしたら生まれているかもしれません。

確かに私は想い強めな方だと思いますし、冒頭でお話したビジネス感もあって、

貢献<売上 という意識で働くことはできないだろうと思っております。

しかし、私自身、最初から自分のやりたいこと100%で働けるとは思っていません。

実際、人事領域未経験なのもありますし、直接的な自分のやりたいことよりも、社内で必要とされていることをやりたい、やる必要があるなと思っておりますし、

社内で必要とされていることを真剣に取り組んで、社内の方々からの信頼を集めて成果を作っていくことが、自分がこれからやっていきたいことをやっていくための1番の近道だと思っております。

(貢献欲求強めなのもあり、与えられた役割を果たせるのはむしろ大喜びです。笑)

私の想いに少しでも共感してくださる方々、私が想いに共感できる方々の元で働くことができれば、

私にとって、会社にとって、そこにいる皆様にとって、プラスに働くものと勝手ながら思っております。

なので、ここまでお読みいただき、興味をお持ちいただけましたらぜひ一度お話しできればと思っております。

どうかよろしくお願いいたします。

小林和貴

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