400万人が利用する会社訪問アプリ
on 2019/08/21
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長瀬 慶重
株式会社サイバーエージェント 執行役員 株式会社AbemaTV 開発局 局長 通信業界にて R&D 開発を経験。この経験を通して、技術をサービスに昇華できる環境、ユーザーに直接対話ができる環境、そして、何よりも次の可能性を感じる環境を求め、インターネット業界を次の自分のフィールドに選択。 2005 年 8 月に株式会社サイバーエージェントに入社。入社後は、アメーバブログを初め、アメーバピグ、ソーシャルゲーム、コミュニティサービスなどのサービス開発に従事。 2014年4月にCA18に就任。2015年4月に執行役員に就任。 2015年10月に株式会社AbemaTVに出向。開発局の責任者...
Ryota Nishio
小貫 貴央
■ 両サービスのクラウド環境の違い
■ マイクロサービスアーキテクチャの適用
■ 「各自やりたいことをやってもらう」開発チームのカルチャー
■ 良いサービスは良いトラフィックを生む
■ 両サービスのクラウド環境の違い
■ マイクロサービスアーキテクチャの適用
■ 「各自やりたいことをやってもらう」開発チームのカルチャー
■ 良いサービスは良いトラフィックを生む
どちらもクラウドを使っていますが「AbemaTV」では GCP、「FRESH!」では AWS を利用しています。
AWS はこれまでサイバーエージェントの他サービスでも使っており実績がありましたが、GCP については「AbemaTV」のリリースにあたって初めて導入しました。
それぞれのサービスで異なるクラウドを採用しているのは、今後サイバーエージェントで展開するサービスを考える上で、将来的にどちらの知見も必要になると考えているからです。
GCP と AWS それぞれ機能・コスト面においてメリットがあるので、今後各々の変化に対応できるようにそれぞれの情報をキャッチアップし検証を行うことで、最適なクラウドを選択できると思っています。
開発者やプロジェクトごとに実現したいことや開発スケジュールが異なるので、サービスや事業に最適なクラウドやその使い方を選択できるための環境づくりを心がけています。
「AbemaTV」と「FRESH!」ではマイクロサービスアーキテクチャを適用しています。
「AbemaTV」でのマイクロサービスはユーザー管理やメディア管理といった機能・責務を切り口とした構成にしています。これによりそれぞれの機能による細かいリリース管理や、スケールイン・スケールアウト戦略を組むことができます。
「FRESH!」の場合、開発当初からマイクロサービスアーキテクチャを適用するというのは決めていました。
ただ最初から細かくマイクロサービスを用意するのではなく、開発を進める中で出てきた当初想定していなかった新たな機能については、マイクロサービスとして適宜追加したり分離するようにしたんです。
リリース時点で開発者一人につき 1 マイクロサービスくらいの粒度になりましたが、粒度を細かくしておくことで、急な仕様変更などにも影響範囲を抑えつつ対応することができたので、結果的によかったと思っています。
「AbemaTV」では、エンジニアは基本的に本人がやりたい領域を優先して担当できるようにしています。
大規模なサービスのため開発チームには 30 名近くエンジニアがいるのですが、その分チーム内での担当・役割変更も本人の希望に沿ってできる限り柔軟に行うようにしているんです。
映像配信の知識を持っている人、支払い機能に詳しい人など得意分野は様々ですし、まずは各自が最も興味のある領域で開発を行ってもらう。興味があることから入った方が、自ずとパフォーマンスも上がると思っています。
あとは、やりたいことやってたら、言い訳せずに向き合うしかないですよね(笑)
「AbemaTV」のエンジニアは皆、各自技術の守備範囲を広げるべく、積極的に新たな分野に挑戦しています。
自らやりたいことを進んでやる、というのはエンジニアだけに限らず、「AbemaTV」全体のカルチャーかもしれないですね。なので会社全体が一丸となった時のパワーは、ものすごいです(笑)
今年 1 月に「FRESH!」がリリースされてすぐに、ある芸能人に密着した 24 時間の生放送番組が配信された際、開発メンバーらが予想していた以上の反響があり、裏でローテーションを組んで問題があったらすぐ対応を行っていました。
まだ立ち上げたばかりのサービスにも関わらず、これほどの影響力を持つ芸能人の方、芸能事務所、関係者との交渉を行い、配信まで漕ぎつけた営業メンバーのパワーには驚かされましたね。無事何事もなく 24 時間の配信を行うことができたので、そのあともすぐに別の芸能人が出演する46 時間の生放送番組が決まったんです。
ユーザーだけでなく、我々インフラエンジニアも飽きさせないほど、営業が走り回ってくれました(笑)
特に「FRESH!」ではエンジニア、デザイナーがユーザーの動向を数値で確認しながら、自分たちでサービスの改善施策を決めて、日々サービスの改善に励んでいます。
日々改善されていくので、「こんな機能あったら良いな」と思っているといつのまにか実装されているってことがよくありますね。
「AbemaTV」は今年 4 月の本開局以降、堅調にユーザー数を伸ばしていますし、”インターネットテレビ局”として 24 時間編成された番組を放送する、というサービスはこれまでになかったので、サービスの新しさだけでなく、要件においても目新しさがある。良いサービスは良いトラフィックを生むので、サーバーサイドエンジニアにとっても魅力的なサービスではないかと思います。
対象となる方
■ 変化に対応できる方
■ 品質意識の高い方
■ 裁量をもって働きたい方
■ 大規模なサービスに関わりたい方
歓迎するスキル
■ プログラミング知識が深くあり、一つの言語を突き詰められている方
■ 動画配信に関する知識、もしくは学ぶ意欲の高い方
■ クラウドプラットフォームに関する業務経験
会社情報