藤里町は、本州唯一の世界自然遺産白神山地と共に生きる町です。その白神山地の麓、秋田県藤里町(ふじさとまち)で、町民のみなさんと愉快な生活を営めるよう、産業、医療や福祉、子育て、教育などの面でさまざまな行政サービスを提供しています。
■藤里町ってどんなところ?■
秋田県北部に位置し、世界自然遺産「白神山地」を有する、東アジア最大級のブナの森に溢れた町。面積の約9割が森林、そのうち約7割を国有林が占めており、自然を身近に感じられます。
青森県との県境にある白神山地は、ブナの原生林が青々と生い茂り、川には清らかな水が流れる神聖な森。人の手が加わっていない箇所も多く、いきいきとした自然が辺り一面を覆っています。
地勢的にみると、「町内に駅はなく、隣市の駅が最寄り駅」であり、「鉄道もコンビニエンスストアもなく、スーパーは20時まで営業している店舗が一か所ある町」です。
およそ2,600人の町民が自然と共生しながら暮らす静かな町ですが、世界自然遺産登録以来、県内外からの観光客も数多く来訪しています。
■白神山地とは
白神山地は、秋田県北西部と青森県南西部にまたがる山地帯の総称です。その面積は東京23区の約2倍相当の約13万haにも及び、原生的なブナ林が広大に分布することで知られています。
山地内には多種多様な動植物が生息しており、貴重な生態系が保たれていることから、中心部は1993年に日本初の世界自然遺産に登録された貴重なエリア。その秋田側の拠点が、藤里町です。
■目指す町のすがた■
著しい人口減少が大きな課題で、町として早急に対応する必要があります。そこで私たちは、町おこしの指針となる「藤里町総合戦略」を策定。移住、定住の奨励や雇用機会の創出、出産から子育てまでの支援など、長期視点に立った施策を展開しています。
また、人口減少局面にある現在でも、藤里らしい経済圏をつくり、白神山地が生み出す文化的・経済的価値が、持続につながることを目指しています。