■日本の未来のモデルになる田舎をつくる■
持続可能な地域づくりのため、7社の出資と数社の協力のもと立ち上がった共同出資会社、シーセブンハヤブサ。地域の価値の最大化、新たな産業や人材を生み出すことに取り組んでいます。
希薄化するコミュニティを再編し、地域課題解決に取り組む拠点を運営。隼Lab.自体が様々な機能を持ち、0歳から100歳まで、様々な世代・立場の人々が集う”新たな地域の拠点”となることで、多様なコミュニティがゆるやかに交わり合う「未来の田舎」づくりに取り組んでいます。ゆるやかな繋がりから、地域に新たな挑戦が生まれ、その挑戦を前向きにサポートするといったコミュニティを育て醸成します。
■社名の由来■
”セブン” - 7社の出資のもと立ち上がった共同出資会社。会社スローガンである「挑む、活かす、生み出す、続ける」に「熱狂」「変化」「共同体」を加え、それぞれの言葉の英語訳「Challenge」「Culture」「Create」「Continue」「Crazy」「Change」「Community」の頭文字をとって命名しました。
■起業から今につながるストーリー■
地区唯一の小学校が廃校になることが決まった当時、わたしたちは「コミュニティの断裂」を危惧しました。例えば、住民は集落の結びつきの中で子どもたちを見守ります。PTAや婦人会は、運動会やお祭りなどの地域行事で、学校と地域の橋渡し役を務めています。子ども会を運営して、健やかな成長に寄与する大人も少なくありません。地域ぐるみの活動・関わり合いは、学校と子どもたちを中心に育まれてきたと言えます。
その希薄化する既存の枠に沿った関係性を再編し、人口が減っても、少子高齢化が進んでも、地域での暮らしが豊かであることを可能とするために新たなコミュニティを育て醸成することを目指しています。
▍つくる人と使う人を分離させない
人口が減少しても持続可能な地域社会の形成を目指す八頭町。隼小学校を廃校のままにせず「地域の新たな拠点」としての活用を願う隼地区の住民。そして、町や住民の「地域の未来をつくる」というビジョンに共感した民間企業の三者が連携し、新たなコミュニティ拠点の創設に向けて動き始めました。
▍ビジョンを示し、共有する
拠点は、子どもたちが「この地域で働きたい」と思える仕事や職が生まれる場所でなければなりません。単なる「賑わい」をつくるだけでは、いずれ廃れてしまうからです。
複数の集落からなる隼小学校区で意見をまとめ、円滑に計画を進めるため、2017年にシーセブンハヤブサが設立されます。新たな拠点づくりの計画段階から民間企業が参加することで、民間主導の運営体制を明確にできました。
▍地域と共存する場であり続ける
「隼Lab.」がオープンしたのは、2017年3月の閉校からわずか9か月後のことです。
ラボのコンセプトである「多様な生き方がゆるやかに重なり合い、ここで生まれる新たな学びが、一人一人の暮らしを豊かにする場。」を実現させるべく、今後も民間企業のノウハウを活かしながら力を尽くします。
【代表略歴】
現代表の古田は八頭町の生まれで、複数の広告制作会社を経験した後、フリーランスのアートディレクターとして活動していました。鳥取で立ち上げた「株式会社トリクミ」では、「実践とクリエイティブを通じて誇れる田舎の未来をつくる」をミッションに掲げ、デザイン事業・飲食事業など多彩な活動に邁進します。
故郷・八頭町の想いを知り、シーセブンハヤブサの代表取締役に就任。デザイン×経営を軸に「デザイン視点」と「ビジネス視点」を交互に横断し独自のスタイルで事業展開を行っています。
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【インタビュー記事】繋がりがアイディアを生む|thinc Journal
▶︎ 山陰の過疎のマチの底力<未来の⽥舎を創る隼Lab.>
https://thinc-journal.c-m.co.jp/thinc/1863/
▶︎ 山陰の過疎のマチの底力<「トリクミ」のマチづくり>
https://thinc-journal.c-m.co.jp/thinc/1867/
▶︎ 山陰の過疎のマチの底力<活力は地元愛>
https://thinc-journal.c-m.co.jp/thinc/1875/