私たちガバナンスクラウド株式会社は、取締役会を中心とした役員会の管理/運営サービスを提供している会社です。自社開発システム「Governance Cloud」を通じて、役員会が抱えるさまざまな課題をワンストップで解決します。
■事業内容■
クラウドシステム「Governance Cloud」を開発/運営しています。「Governance Cloud」は「役員会こそDXでスマートに。」をコンセプトに、DXとAIで役員会運営を効率化するとともに、会議の充実、ガバナンス、コンプライアンス、情報セキュリティ強化を図る新しいクラウドサービスです。役員会業務のすべてをいつでもどこでもクラウドで行うことを可能にします。これまで紙やデジタルでバラバラで管理されてきた役員会運営に必要な情報とオペレーションを一元化することにより、Governance Cloudさえ見れば、すべての情報へのアクセスと業務が可能な状態を提供しています。
■なぜ役員会をテーマとするのか?■
取締役会を中心とする役員会は最上位意思決定機関として、企業の経営戦略をはじめとする重要事項を考え決定する場です。社会のニーズ、競争環境といった外部情報、計画の達成状況や従業員の入退社などの内部情報を的確に把握し、最適な意思決定が求められます。
経営戦略が企業の命運決めるとういことには違和感ないかと思いますが、役員会が戦略を決めるということにピンと来ない方もいらっしゃると思います。実際、社長がすべてを決めていて、役員会は形式だけという会社も少なくありません。しかし、環境変化の激しい今日、社長だけの判断で企業の競争力を保ち、または再成長に向けた改革を行えるでしょうか?技術、法令や規制、業界、社会のニーズは世界規模で目まぐるしく変化しています。一人ではどうしてもバイアスが働きます。いずれは後継者が必要になります。
誰かの独断で長期に発展する経営が難しいならば、システム化が必要です。そのシステムこそが役員会をはじめとするコーポレートガバナンスなのです。ガバナンスがしっかりしていない企業は危ういというのは、もはやグローバルコンセンサスとなっています。スティーブジョブズやイーロンマスクでさえ、役員会を通じて重要な意思決定をしているのです。
ちなみに役員会でなくても、社長がそれぞれの専門家を採用し判断すれば同じと思われるかもしれませんが、会社と雇用や契約関係である以上社長の考えを変える構造ではなく、もちろん貴重な意見は採用されますが、それも社長の裁量です。一方、取締役会を構成する役員は、会社ではなく株主との契約で仕事をしています。特に社会的な使命感を持つ社外役員は、独立した立場であるからこそ社長から大きな影響力を持ちます。いままで役員としてたくさんの役員会に参加し、実際に役員会が企業の方向性を変えたケースをいくつも見てきました。
一般論として日本の役員会は遅れています。グローバル水準に追いつくため10年前にガバナンスコードという指針が上場企業に出され、急速にキャッチアップを図っているところです。未上場企業も上場を目指す企業を中心にガバナンスの充実を進めています。その動きをGovernance Cloudを通じシステム面から支援したいと考えています。もちろん意思決定への関与はありませんが、審議の充実のため効率化や提案を通じ役員や事務局の皆さんをエンパワーする意義は大きいと考えています。
そして何より、私は役員会をより良いものにするために社内で奮闘しているたくさんの方々の思いを知っています。彼らの力になることが企業のグローバル競争力を高め、ひいては日本社会を活性化するという確信があります。このような考えのもと当社はGovernance Cloudというサービスに全霊を注いでいます。
■事業の実績と成長性■
2021年6月に創業した若い会社ではありますが、おかげさまで既にプライム市場上場を含む上場企業から、未上場企業まで多数のお客様にご利用いただいており、社会のニーズに応えるべく進化を続けています。
海外では「Governance Cloud」のようなサービスが既に主流となっている中、日本ではまだまだ普及が進んでいません。これから大きく伸びる市場で、一緒に事業拡大を進めていただけたらと考えています。
■今後の展望■
当社はテクノロジーとガバナンスへの専門性を駆使して最適なサービスを作り続け、社会のニーズに応えていきたいと考えています。
私たちが目指すのは会議の効率的な運営にとどまらず、最重要機関であり企業の命運を左右する役員会そのものの充実とそれによる企業の成長、ひいては社会への還元です。そのような、社会的な使命を持ち、みなさまとやりがいと成果のある「いい仕事」をしていきたいと考えています。