私たちが運営するチャット相談窓口は、ネットにアクセスできる環境でさえあれば、24時間365日誰でも気軽に使えます。相談は世界30カ国以上に約1000名いる「いばしょ相談員」が応じます。
厚生労働省自殺防止対策事業として運営されているSNS相談窓口のなかで24時間365日対応しているのは私たちだけです。1日で寄せられる相談件数は1000件以上。特に孤独を感じやすい22〜2時に最も相談が寄せられます。この時間帯の相談は海外在住相談員が時差を使って対応にあたります。
また、日々ご相談いただく内容は1日に約100万字、文庫本約10冊分に相当し、社会的にも極めて重要なメンタルヘルスのデータです。確実に信頼できる人にアクセスできる仕組みを創るべく、相談データを収集・分析し、相談サービスの品質向上・政策提言・研究などに役立てています。
相談窓口という伝統的な支援の現場ではありますが、人手不足や時間を限定した対応、データの活用不足といった諸課題に対して新規のアプローチからその解決に取り組んでいる「あたらしいNPO」です。