私たち杉の森酒造株式会社は、美しい景観と自然に囲まれた長野県奈良井宿で日本酒造りを行っている会社です。標高940mの豊かな自然環境の中で丁寧に醸造し、豊かな自然環境を味で表現した日本酒を醸造しています。
■杉の森酒造の歩み■
杉の森酒造は1793年に創業した老舗酒造です。2012年頃より休眠状態にありましたが、2021年夏に製造面積を1/3の250㎡に最適化し、設備を一新する形で再生しました。
現在は「suginomori brewery」としてお客さまをお迎えしています。
▍魅せる酒蔵
酒蔵の再生にあたり、私たちが挑戦したことの一つに「開かれた酒造」があります。
当蔵は同敷地内の古民家や、旧酒蔵の一部を改修した宿泊施設「BYAKU Narai」のレストランに隣接しております。
■日本酒ラインナップ■
・narai(ブラックボトル)
「narai」は、2022年2月から一般販売を行っているブランドです。
酒米には長野県産の「金紋錦」「山恵錦」「美山錦」を採用。「飲んでもらう方々に先入観を持たずにnaraiを飲んでもらいたい」という想いから、ボトルには使用している酒米や、精米歩合はあえて記載しない形でお客さまにお届けをしています。
・narai kinmon(ゴールドボトル)&narai sankei(シルバーボトル)
2023年10月には、今までのお客さまからの反応をベースに、金紋錦を使用した「narai kinmon」と、山恵錦を使用した「narai sankei」の販売を始めました。
▍日本酒をもっと気楽に、自由に楽しんでいただくために
公式Webサイトにおいてテースティングノートを公開しており、フレンチなどとも合うというお声をいただいております。ワインと同価格帯の日本酒を造り、フレンチやイタリアンとのペアリングイベントも実施しています。
▍酒蔵直営の角打ち&作業場 sagyobar
元々は先代の頃の杉の森酒蔵の機材や業務備品の保管用の場所として利用されていた倉庫をリノベーションし、ボトルの箱詰めや出荷などの酒蔵作業 (sagyo) と、日本酒移動販売車「suginomori wagon」から提供されるsakeを楽しむこともできる場(bar)が融合した、弊蔵の直営店を奈良井宿内に2023年夏オープン。
・sagyobar
ボトルの箱詰めや出荷などの酒蔵作業を行いながら、奈良井宿にお越しのお客さま、地元の方々に日本酒naraiを提供。
・suginomori wagon
日本酒サーバーが搭載された移動販売車です。長野県内や全国のさまざまなイベントに出店し、製品をお届けしています。
■後世に残したい日本文化を、世界に届ける■
現在は杜氏が一人で酒造りをしています。お楽しみいただいた方々の声を聞きながらフィードバックを集め、毎回の醸造に反映をさせていき、より良いnaraiを造ってきました。
おかげさまで販路も増えてきており、現在は国内にとどまらずアジア圏にまで進出を果たしています。今後はヨーロッパや北米にも広げていく意向です。