私たち株式会社エキュメノポリスは、会話AIエージェントを開発する早稲田大学発のスタートアップ企業です。デジタル化が進む未来社会「Society 5.0」において、人間とAIが協調できる社会の実現を目指して、汎用的な会話AIエージェント技術と、社会インパクトの大きいサービスの開発を行っています。
▍事業内容
現在、会話AIエージェントとの自然な会話を通して英会話能力を判定する、英語スピーキングテスト「LANGX Speaking(ラングエックス・スピーキング)」を開発・運用しています。現状の大規模言語モデルのみでは当社の理想とする親密性の高い会話AIの実現は原理的に困難で、ユーザーとのビデオ会議を通した臨機応変なやり取りや、記憶に基づいた関係構築戦略など、人間との長期的な信頼を築くことができるパートナーAIの開発に注力しています。
▍LANGX Speakingの詳細
会話AIエージェントと会話し、語学能力を測れるサービスです。AIによる自動採点により、総合評価に加え6つの観点別評価についてスコアを短時間で算出します。判定精度はすでに人間の専門家を凌駕しています。
エキュメノポリスの開発する会話AIエージェントは、ユーザーの返答内容などの言語的な情報に加え、声の調子や表情など非言語的な情報も読み取り、まるで人間と話しているように会話ができます。また、会話を通してユーザーの潜在能力を引き出すため、リアルタイムに英会話能力を推測したり、相手の言語レベルに合わせた会話の幅広い展開が可能です。
▍導入事例
2023年度から早稲田大学の看板英会話授業「Tutorial English」にスピーキング能力判定システムとして正式採用いただき、年間1万人を超える受講学生が使用し、授業に活用されています。そのほかにも様々な大学、千葉県をはじめとした中学・高校でも実証実験として導入されています。実証実験では、会話する楽しさやスキル向上へのモチベーションが高まるとの声が多く寄せられています。
▍メディア掲載
英会話業界のみならず、様々な業界の産業構造をデザインし変えていくことを目指す姿を各所で評価いただき、日本経済新聞・NHKニュース7・日本テレビ news every.などの様々なメディアに取り上げられています。また2023年9月には週刊東洋経済が発表する【「すごいベンチャー100」2023年最新版】に選出いただきました。
▍今後の展望
現在は初期プロダクトの英語スピーキング能力判定「LANGX Speaking(ラングエックス・スピーキング)」を提供していますが、今後、人間並みに高度な会話能力を有するAIパートナーも登場します。教育のみならず、あらゆる業種・業界の人が利用できるサービスを展開していきます。