私たち株式会社Happyは、遊休不動産の活用、および空き家再生をメインに事業を展開する会社です。地元・神戸市長田区を中心に、さまざまな属性の方の毎日が豊かになるような活動をしています。
■事業概要■
自分たちが欲しいもの、楽しいと思えるもの、面白いと思うものをつくることで、結果として社会貢献につながっていくと考えています。
そのため、私たちの事業は最初から社会課題の解決を目指すのではなく、目の前にいる人、出会った人がどんな暮らしをしたいのか、を問い続けながら臨機応変に生み出していっています。
■施設ラインナップ■
・サービス付き高齢者向け住宅「はっぴーの家」
・物件紹介に加え、人生をヒアリングして仕事やコミュニティまで提案する「おせっかい不動産」
・訪問介護/訪問看護ステーション
・人生偏差値を上げるフリースクール「おせっかいラボ」
・すべての人の余暇をダイナミックに充実させる「WaGoMu クライミングジム」
など
▍地域ぐるみで大家族の暮らしを実現する“はっぴーの家”
現在は「はっぴーの家 ろっけん」「はっぴーの家 はりま」を運営しています。
2棟ともサービス付き高齢者向け住宅を謳っていますが、主たる目的は介護・看護ではありません。あくまでも街の価値を上げる「空き家再生事業」としてのサービスです。コンセプトとしては、生活ありきで、地域ぐるみで大家族の暮らしを実現するために介護・看護のサービスを提供。地域に住み、生活している「顔が見える人」との信頼関係を築きながら、地域社会と共生しています。
・人のつながりが残る神戸
阪神・淡路大震災で多くの建物が壊れ、人々の生活基盤も失われました。復興の過程で再開発が進んでも、ハコをつくるだけでは人は戻れません。
それでも高度成長期には、経済をけん引した大工場や、町工場、商店街が混在した神戸・新長田。外国人労働者もたくさん住んでおり、人と人とのつながりがありました。昔の街並みや人のつながりを活かそうと空き家再生事業を立ち上げます。
今では地域の交流拠点として、学校帰りの小学生が遊びに来たり、子育て中の方が子ども連れで話に来たり、自然と人が集まる場所になっています。
■今後の展望■
これまで神戸を中心に、遊休不動産や空き家を活用した事業を進めてまいりました。
今後は「不動産×福祉×まちづくり」のスタンスで、まちづくりの活動をさらに大きくしていきたいと考えています。車いす利用者や高齢者、子どもなど既存のサービスではカバーしきれなかった方々に、暮らしの選択肢を提供していく想定です。
▍開業予定施設
・グランピング/ワーケーション
2023年4月の運営開始を予定しています。社会的にマイノリティな方々が家の外に出るためのサポートです。
・「食×地域福祉」の複合施設
登録有形文化財の建物を有効活用します。個々に問題を抱えている方は、満足いくものを食べられる状況にありません。私たちは地産地消の宅食サービスを立ち上げ、地元のものを食べていただきたいと考えました。そして、これまで顔が見えなかった方を、“見える存在”に変えていきます。
なお、当複合施設にも楽しいこと・面白いことを入れ込もうと、ジンの蒸留所と宿泊施設も併設する計画です。ゆくゆくはエリア自体を観光資源として広めていければと思っています。