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ABOUT
コープこうべは、1970年代後半にスタートした買い物袋再利用運動をはじめ、組合員のくらしを守るために持続可能な社会づくりに取り組んできた生活協同組合です。2018年には、2030年に向けた環境チャレンジ目標として「エコチャレ2030」を策定し、これらの取り組みをさらに推進しています。
エコファームは、コープこうべの店舗から出る野菜や肉の加工くずなどからたい肥をつくり、そのたい肥を使って安全・安心な野菜を生産する環境共生型農園です。生産した野菜はコープこうべの店舗などで供給され、組合員はその野菜を選んで購入することで資源循環の取り組みに参加できるという仕組みになっています。
また「食・農・環境・エネルギー・福祉に関する学習・体験・交流を通じて、多くの人が集い楽しめる魅力あふれる場にします。」というビジョンを掲げ、旬の野菜の収穫体験など、子どもも一緒に参加できるイベントも開催しています。
土・野菜・くらしを通じたこれらの資源循環の取り組みを事業化している点や、持続可能な社会の実現に向けた活動を何十年も継続されてきた点を踏まえ、エコファームの可能性を引き出して組合員に訴求し、さらに巻き込んでいくための提案が必要ではないかと考えました。
■購買行動が社会貢献につながる、これからの未来を作る循環の形。
事業課題と調査・検証に基づいたコミュニケーション設計から、「めぐみがめぐる輪のちから」をコンセプトとしてパンフレット・WEBサイトの内容を構成。
コープこうべ・エコファームだけでなく組合員も含めて一つの輪となり、めぐみがめぐっていく様子を表現することで、組合員の自発的な参加を通じたエコファームの価値訴求を提案しました。
■ターゲット世代の調査を通じて見えた、社会貢献・SDGsへの関心の高さ。
「若年層、特に子育て世代に、もっとエコファームを知ってほしい」とのご要望から、20代~40代を注力ターゲットに設定し、ターゲットの実態、興味や関心のある分野、知りたいことを調査。
社会貢献・SDGsに興味・関心がありSDGsに取り組む企業を応援したい傾向があること、興味・関心・購入経験・購入意向のあるすべての分野において食品分野が高いスコアであること、エシカル消費においても品質の良さ・食品ロス防止の観点から購買行動を取ることなどがわかりました。
今回のパンフレット・WEBサイト制作においても、エコファームの資源循環に対する姿勢や取り組んでいることを組合員にしっかりと訴求し、さらには「知って、選んで、買う」という消費行動も持続可能な社会の実現につながることをアピールすることで、エコファームの認知拡大・行動変容につながるのではないかと考えました。
Category
グラフィックデザイン/WEB制作/撮影/イラスト制作/コピーライティング