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ABOUT
<3Dシームレス設計の実証実験>
配管を600m先まで新規敷設するため、弊社にて調査および設計を行いました。
新しい技術による設計手法が確立した瞬間を実感しました。まさにこの時から、現場工事における働き方改革が始まったと感じました。以降、3Dシームレス設計が弊社のスタンダードになりました。
難しかった点は、現場の既存物(建築物、設備)が全て歪んでいたことです。地盤沈下や地震、経年劣化による変形、当時の施工不良などが全ての場所で発生していました。弊社はその歪みに対しても柔軟にアプローチすることで課題をクリアしました。
現地調査(3D計測):3名×3日間(足場不使用)
設計期間:約1か月(施工図+配管製作図+サポート製作図)
●3D計測により、設計完了まで現地の再調査は全く不要でした。
●計測後10日程度で粗設計を3Dで行い、エンドユーザー様への3Dデザインレビューを実施。即承認。
●その後、詳細設計を行い、配管・サポートの全部品の詳細製作寸法図を作成。
●部品点数は、配管・サポートを含め250パーツを超えました。
●施工会社様へは、部品製作や施工時の注意事項のみを伝えました。
◆施工会社の管理者様からのコメント
現場施工時は図面に書いてあることをそのまま行うだけのプラモデル状態だったそうです。毎日予定していた工事が14時には完了し、作業員様たちは残りの時間を次の日の準備などに有効に使うことができたそうです。トラブルが起きずに仕事がどんどん進むため、職人さんたちがとても気持ちよさそうに動いていたとの感想をいただきました。