B1F～2Fの3フロアに高校が入っており、一見公共施設かのような印象を受けるビルであることから、あえて原色のアクセントクロスを多用することで、真面目な雰囲気のビルにある自立支援施設のイメージとはかけ離れた、「陽気で華やかな空間」というギャップをつくり、利用者に強い印象を与え、施設利用に伴う気持ちの切り替えが自然に促されることを狙ったデザインとしました。

レイアウトでは、長方形の間取りを生かし、長手方向いっぱいに訓練室を配置して開放的に見せる視覚効果を狙いました。また、設計要件上どうしても独立したエントランス空間を作らなければならないという点を利用し、そこだけ照明の色と明るさを変え雰囲気のある空間を演出するなどの工夫を盛り込みました。

（担当：小田原）

クライアント：Rodina様
竣工：2023年8月
所在地：福岡県福岡市
面積：30坪