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「20万匹の名無しのかんぱちに名前をつけてください」プロジェクト

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■プロジェクトの背景について
高知県須崎市と共同で、同市の名物であるカンパチのブランド名を公募する企画を行いました。
カンパチ養殖発祥の地と言われる高知県須崎市・野見湾の20万匹のカンパチが、
新型コロナウィルスの影響で出荷できなくなりました。
販売ができず、餌を与えながら生育を続けていましたが、2020年6月末までに出荷先が見つからなければ、
最悪廃棄をしなければならない可能性もあり、13億円の損害が見込まれる状況でした。

そこで、大口の流通のみに頼っていた手法を転換し、
一般消費者との直接的なコミュニケーションを伴った直接販売への事業転換を行うための
水産業者支援施策として、ECサイトでの販売を実施しました。

■かんぱちのブランド名公募企画について
直接販売事業強化への挑戦と消費者との直接のコミュニケーション施策として、
Twitterにてこれまで名前がなかったカンパチのブランド名を一般公募しました。

■直販によるカンパチの販売の開始について
高知県須崎市の事業者救済のために立ち上げた、
直販サイト高知かわうそ市場にてカンパチの直接販売を実施しました。

■結果
・ECサイトでは三日で12,000件の注文をいただき、1億円を超える売り上げを出すことができました。
・Twitterでは今回の取り組みに非常に大きな共感をいただき、2,000件の応募がありました。
 結果として「須崎勘八」という名前が付けられることになりました。
 ブランド名がつくことにより、指名して須崎勘八を購入したいというファン獲得にもつながりました。
・今まで卸売しか販路のなかった漁師さんがECでの産直販売にチャレンジすることにより、
 インターネットの販路を獲得し、持続可能な事業展開ができるようになりました。