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千葉ウシノヒロバ コミュニケーションデザイン(ウェブ / パンフレット / SNS)

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ABOUT

老若男女、あらゆるユーザーにわかりやすく情報を届けるデザイン

■クライアント
株式会社千葉牧場
千葉エリアの場づくりに特化したローカル・ベンチャー企業。施設運営、商品開発、農業振興、地域振興、観光振興、各種研究など、さまざまな事業を手掛ける。株式会社chicabiと株式会社秋葉牧場の2社によって、2018年に設立。「千葉ウシノヒロバ」の運営を行っている。

■背景/課題
2019年10月、公募による選定を経て、千葉市と「千葉市乳牛育成牧場跡地整備事業」の協定を締結。千葉市乳牛育成牧場は、観光拠点の役割も備えた新たな民営施設としてリニューアルすることが決まった。
チカビでは、立案した施設全体のコンセプトに基づき、総合的に施設サービスの各要素のデザインを担当。パンフレット、ウェブ、SNSを通した情報発信部分も手がけている。

■アプローチ

<ウェブサイト>
「キャンプ場」「バーベキュー場」「乳牛育成牧場」「観光施設」と複合的な施設を案内するウェブサイトを開発。場内マップ、お知らせ、イベントカレンダーといった情報コンテンツの他に、施設の利用予約/決済、ポイントシステムなど、顧客体験に関わる重要な機能を盛り込んだシステムを構築した。

<パンフレット>
施設の内外で配布する案内として、場内マップを主軸に構成したパンフレットをデザインした。

<SNS>
開業の約半年前から、Instagram、Twitter、Facebookアカウントを開設。多くの方に千葉ウシノヒロバをより身近に感じてもらう接点となるよう運用を行っている。

■チャレンジポイント

<ウェブサイト>
ユーザーが迷わず知りたい情報に辿り着けるように、情報設計を行った。特に、ウェブサイトの重要な機能を担う予約画面では、「選択肢を複雑化しない」「ログインしなくても進んでいける」など、できる限りユーザーフレンドリーなフローになるよう配慮している。
ユーザーインターフェースのデザインは、老若男女どんな人でも使いやすいことを重視し、「小さすぎる文字は使用しない」「コントラスト比を高くする」「クリッカブルであることがわかるようなあしらい」「指で押しやすいボタンサイズ」など、ユーザビリティガイドラインを決めてデザインしている。中でも、配色は色覚障害がある方へのアクセシビリティ配慮を徹底しており、例えば、「アクセス」の交通マップにある複雑な道路案内でも、わかりやすくなるようデザインを工夫している。
予約システムは既存のCMSを使用せずスクラッチで開発し、独自のユーザー体験を実現。キャンプ業界では珍しかったサブスクリプションサービス「定額キャンプ」も開始し、話題性とユーザー満足度を両立したサービスを確立した。

<パンフレット>
場内マップ部分はオリジナルのイラストを起こし、施設全体のデザインコンセプトに加えて、観光の施設らしく、明るく楽しい印象を与えることを意識した。

<SNS>
開園前から、工事の様子や開園準備風景をドキュメンタリーとして投稿するなど、施設の空気感をそのまま届ける運用を心がけている。そのための投稿ルールやチーム内の情報共有体制を整えるなど、仕組みづくりから工夫している。

■クレジット
プロデュース/ 川上 鉄太郎
UXデザイン、ウェブディレクション/ 山本 郁也
プランニング、プロジェクトマネジメント/楠瀬 薫子
アートディレクション、グラフィックデザイン/ 黒岩 美桜、加藤崇亮
グラフィックデザイン/ 清水 遥
ウェブディレクション、デザイン/ 玉村 加奈
ウェブ実装/ 株式会社スタートアップテクノロジー
広報コミュニケーション、プロジェクトマネジメント、バックオフィス/ 多田 文香
広報コミュニケーション/ 大田ゆかり、中田 一会(きてん企画室)
アシスタント/ 森脇 繭有、武田 梨緒、小林 果奈
写真撮影/ てんてん、足袋井 竜也、朴 玉順

クライアント/株式会社千葉牧場

2020