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「約束のネバーランド」でブロックチェーンを活用したコミュニティサービスの提供を開始

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*本記事は、以下プレスリリースの転載になります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000035719.html

エンタテインメント業界のDXを推進する株式会社Gaudiy(東京都渋谷区、代表取締役社長:石川 裕也、以下:Gaudiy)は、週刊少年ジャンプ(集英社)で連載された人気漫画「約束のネバーランド」にて、ブロックチェーンを活用したコミュニティサービスの提供を開始したことをお知らせいたします。また、コミュニティサービスの機能であるブロックチェーンを活用した分散ID管理のシステム「Gaudiy-DID System」を活用した取り組みの検討も開始いたします。

【コミュニティプロジェクトの概要】
 約束のネバーランドは、コミックス累計発行部数2500万部(2020年7月時点)を突破する「週刊少年ジャンプ(集英社)」連載の人気漫画です(2020年6月まで連載)。最終20巻が2020年10月2日に発売され、今後は実写映画の公開やアニメ第2期の放送、画集発売や展示会など様々なコンテンツ展開が控えています。
 この約束のネバーランドにて、ブロックチェーンを活用したGaudiyのコミュニティサービスの提供を開始いたしました。既に10月2日より、公式コミュニティ「みんなのネバーランド」が開設、運用を開始しています。

▼約束のネバーランド公式コミュニティ「みんなのネバーランド」
https://yakuneba-community.com

 Gaudiyは、総合エンタテイメント領域(音楽、ゲーム、マンガ、アニメ、アイドルなど)のDXを推進し、日本が誇るIPコンテンツから世界規模のビジネス展開を目指すブロックチェーン企業です。ファンコミュニティを中心にIPとファンとのトークンエコノミーをつくり出し、ブロックチェーン技術を中心としたテクノロジーを活用して、新たなユーザー体験の創出、既存課題の解決に取り組んでいます。そんな中今回、マンガ領域の新たな取り組みとして「約束のネバーランド」とのプロジェクトを発表いたしました。
 さらに今回、Gaudiyが新たに提供を開始したブロックチェーンを活用したID管理システム「Gaudiy-DID System」を活用した取り組みについても、検討を開始いたします。本システムは、既に大手ゲームIPでも導入されており、現在複数社と活用に向けた検討を進めています。

【Gaudiy-DID System提供の背景】
 IPコンテンツビジネスでは、一つのIPを元に異なる企業がアニメや漫画、ゲーム、映画などのビジネスを展開しています。また多くの場合、それらのコンテンツは動画配信サービスやマンガアプリなどの異なる企業が運営するプラットフォームを通して、消費者へ提供されています。

 そのため、各企業やサービスで連携した価値提供を行うことが難しく、顧客接点を持つプラットフォームやサービス単体で、取得データを元にした個別最適な価値提供に留まってしまっています。この背景には、「サービス間の連携コストの高さ」があります。

 具体的には、連携用システムの開発コストに加え、ユーザーの個人情報を扱うセキュリティ面の対策コスト、継続的な追加開発や仕様変更対応などの運用コストがあげられます。また、それらを複数の企業間で継続的に連携しながら対応し続けることも必要です。
 Gaudiy-DID Systemは、これらコストを大幅に削減し、関連サービス全体の継続的な連携を支援。その結果、これまでのアニメ、ゲーム、マンガなど単体でのサービス提供から、IPコンテンツを中心とした横断的な顧客体験の提供を実現します。

【Gaudiy-DID Systemについて】
 Gaudiy-DID Systemは、ブロックチェーン上で構築された分散型ID(DID)※1を利用することで、これまでの中央集権的に管理されたIDとは異なり、個人情報を企業ではなくユーザー自身が管理することが可能となります。秘密鍵を簡単に扱えるウォレット機能と組み合わせることで、低コストで情報の連携を実現します。

<導入のメリット>
①開発コストの大幅削減
連携するサービス間で新規の仕様を実装することなく、ユーザーがメールアドレスを活用して自身の秘密鍵を管理することができるウォレット機能と、ブロックチェーン上で個人のアイデンティティを管理する仕組みをSDKとして提供。システム開発コストの大幅な削減を実現します。(UnityやJavaScriptなど各種言語に対応)

②セキュリティ対策コストの削減
ユーザーが個人情報を管理することで、情報漏洩などサービス提供側でのプライバシー保護に関する考慮が必要な事項を減らし、企業やサービス間での連携に伴う調整や対応のコストを大幅に削減することができます。

③ブロックチェーンを使ったデジタル決済インフラ
ブロックチェーンを活用した独自の決済システムを簡単に導入できます。これにより、中間マージンの発生しない決済を、IPコンテンツ業者が提供するアプリやwebサービス、リアルのイベントなどへ導入することができます。

④クロスメディア施策の運用コストを削減
特定の決済情報やデジタルコンテンツの保有情報をDIDを利用して参照可能にすることで、異なるメディアでコンテンツを提供する企業間で相互連携が可能に。新規システムの開発などをすることなく、特定のIPコンテンツのクロスメディア施策を実施できます。

⑤IPコンテンツの経済圏を構築
高いセキュリティのもとで実現される決済やコンテンツへの消費状況のデータを企業間で連携することにより、IPコンテンツのファンによる活動に対して報酬を還元するトークンエコノミーの構築が可能になります。

【今後の展開】
 Gaudiy-DID Systemは、IPコンテンツ事業者やプラットフォーマー間の連携に止まらず、多様なプレイヤーが簡単に連携し、IPを中心とした新たな価値を提供できる世界を目指しています。

 例えば、飲食店や個人書店などの中小個人事業者が、DIDに紐づくデータを参照した顧客体験の提供ができたり、保険や不動産、決済事業者などが、DIDに紐づいて蓄積された信用情報を活用した新たなサービスが提供できる世界です。このようにGaudiyでは、IPコンテンツを基軸とした新しい経済圏の創出を、多様なパートナーと連携しながら実現を目指していきます。

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※1 分散型アイデンティティ(Decentralized Identity : DID):従来のような中央集権的な組織がIDを管理するのではなく、ユーザー個人がIDの管理権限を持つID管理の考え方。ブロックチェーンなどの分散台帳技術を通じて実現することができる