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1粒1,000円ライチのブランド化

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宮崎県新富町。美しい海と豊かな大地を有する約17,000人の小さな町で、1人の農家・森哲也さんが国産ライチの生産に取り組んでいます。父親が育てたライチの味に感動し、挑戦を決めた哲也さんでしたが、10年あまりは苦難と失敗の連続でした。それでもその可能性を信じ、試行錯誤を繰り返し、研究と改良を続けた哲也さんは、1粒50g以上、糖度15度以上の圧倒的な品質を誇るライチをつくることに成功しました。

しかし、国内に流通するライチのわずか1%しかない国産ライチは、そもそもほとんど知られておらず、食べたことのある人もいません。こゆ財団は哲也さんと協力し、この素晴らしいライチを1粒1,000円のブランド「新富ライチ」として世に出すことを決意。販路開拓も至難の業でしたが、東京・銀座のカフェで期間限定ケーキの食材に採用されたことから注目が集まり、たくさんの方に関心を寄せていただけるようになりました。

産地同士で競争したいわけじゃない。地元・新富町ならではの特産品として、末長く愛される商品になってほしい。哲也さんのそんな思いは多くのお客様の共感を生み、唯一無二の特産品へと成長しています。2020年5月にはブランド化から4シーズン目の収穫を迎えます。

https://lychee.link/exhibition/