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ABOUT

表参道の路地裏に面したコーヒースタンド「CHOP COFFEE OMOTESANDO」。グラフィックデザインやCMを手掛けるクリエイティブデザイン事務所「パイクデザインオフィス」のアートディレクター、白承坤氏がオーナーを務めており、事務所に併設されるかたちでオープンした。自家焙煎の豆を楽しむことができ、焙煎機はヨーロッパから取り寄せたGIESEN社製である。店名の「CHOP」には二つの意味があり、一つは豆を「刻む」こと。もう一つはイギリス英語の「ハンコ(アイデンティティー)」であり、「飲食とデザイン」をテーマに掲げている。
デザインは、既存のコンクリート打ち放しの空間を生かしながら、杉無垢材組みの化粧柱と梁で温かみを演出。オリジナルで制作したスライド式の客席は、外壁にも設置しており、一風変わった仕掛けが道行く人々のアイキャッチとなっている。店内には、パイクデザインがセレクトしたアートブックやデザイン書籍、オリジナルグッズが配されている。木柱のコートフックを引き抜くと「ハンコ(CHOP)」になっているなど、デザイン会社が運営するコーヒースタンドならではの遊び心が、随所に散りばめられられた。