東京ライブ配信株式会社

■配信裏話 卓球世界大会の国際配信映像に、局内で実況解説を付け配信する形式でした。 国際映像の配信には、国際的な大手通信キャリアの専用回線が用いられることが通例で、この大会でも大手通信キャリアの通信網を用いていました。 オペレーションを行いながら、将来はこの通信が技術的には中小企業レベルで、やがては個人レベルで実現できる未来を想像しつつ、これからの放送事業者に求められる価値とは何かを考える業務となりました。

■どんなコンテンツを配信した？ 全国300拠点をZoomで繋いたオンライン法要。会場内に80インチのモニター10台を設置し、それぞれに参加者25人のお顔を表示して会場内を賑わせました。そのオンライン法要を全7カメで撮影したものをYouTube配信しました。 ■何人くらいが見た？ 約2000人 ■視聴者の反応はどうだった？ 大切な法要だったのだにコロナ禍でお寺に出向くことができなかったところ、ライブ配信があったため参加できて良かったとのお声をいただきました。 ■クライアントはどんなことで困って東京ライブ配信に依頼してきた？ コロナの影響がなければ全国からお坊さんが一堂に会する法要なのだが、これが叶わない状況となりお話をいただきました。 ■配信裏話 250人の顔を同時に表示するに当たり、Zoomでの参加者をチェックする作業が一番大変でした。 機材類はいつも使っているので取扱いに苦労は無いのですが、名簿の突合作業に慣れておらず、エンジニア三人がかりで全300名を名簿と照らし合わせ、確認しました。 いつもの配信設備に加え、全国300拠点を繋ぐ手応えのある運用を経験した一日でした。

2020年6月26日、スマートフォン用VRゴーグルに対応したライブ配信システム『VRライブ配信はじめました』の提供をソレナー株式会社を通じて開始しました。 当社代表森下が約30年前に基礎研究を始めた立体映像の送受信をライブ配信で実現したものです。 https://lab.spc-lab.jp/blog/531/ ■開発のきっかけは？ 1988年ファミコンディスクシステムでリリースされたゲームソフト「3Dホットラリー」に影響された森下は、実際に立体の造形物が眼前に存在しなくても人間は立体を感じることができると実感、それ以降折に触れて立体視の研究を進めてきました。 森下が個人的にゲームに最適だと感じたこの技術でしたが、任天堂ゲームキューブには3Dの回路が搭載されていたものの使われずじまい。同じく任天堂がリリースしたバーチャルボーイは目が疲れるという理由で市場から受け入れられませんでした。 令和に入ってもゲーム業界からの同様のアプローチは続きますが、まだ大衆への普及には程遠いようです。 ■本製品の強みは？ 弊社でもライブ配信の面からに二眼立体視VRにアプローチを続けており、「VRライブ配信はじめました」では自由度を0DoF（ゼロディーオーエフ）と極端に制限することにより、安価な立体視生配信を実現しました。 ■開発裏話 当社では、未だ発展途上にあるVRが次に解決すべき課題を以下のように考えています ・視差/視力など、個人の眼球の性能差に関する問題 　→立体音響だって個人差のある耳の形を一つで代表しているのだから、目も同様にいけるのでは？ ・再生デバイスの機能不足 　→最低限、十分な視度調節(付いていても調節範囲が狭いものが多い)と、視差調整 　→シンプルに解像度不足 　→視野角不足 5Gの登場で二眼立体視VRがどこまで普及するのか、弊社もライブ配信の面から一役買いたいと考えています。

■どんな企業の案件？ ・大手通信キャリア様 ■どんなコンテンツを配信した？ コロナ禍でフェスに飢えた音楽ファンの欲望が一点に集中した、SNSを巻き込む大変活気ある中継でした！ 私は普段音楽をあまり聞かないのですが、当日現場で出演アーティストの楽曲を聞きながら、フェスを渇望するファンの皆様の気持ちが分かったように思いました。音楽に限らずですが、精一杯の魂の叫びは人に伝わりますね。 ■視聴者の反応はどうだった？ ・連日フェスの開催中止が発表される中、オンライン配信でアーティストの音楽に触れる機会 があったことは大変好評だった。No music No life. ■クライアントはどんなことで困って東京ライブ配信に依頼してきた？ ・撮影業者は既に決まっているのだが、配信業者がいない。 ■東京ライブ配信はそれをどうやって解決した？ ・撮影業者様の撮影/収音した画・音を受け取り、会場に既設の回線と複数の携帯キャリア回線をボンディングして配信サーバに打ち上げた。 ■クライアントはどう喜んでくれた？ ・トラブルなく粛々と配信が完了し、音楽ファンの渇望するライブをお届け出来たことを喜んでいただきました。