株式会社日本アイ・ジェイ・ティ / シニアエンジニア
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ミイダス株式会社 HRサイエンス研究所 / 所長
ミイダス株式会社HRサイエンス研究所所長。心理学研究者。仕事やスキルの定義「あらいだす」、求人と求職のマッチング「みいだす」、転職に伴う不安の低減「ふみだす」をキーワードに研究にあたっています。また、コミュニケーションや文章理解などの言語発達、VR環境でのコミュニケーションの研究も行っています。研究者として、多くの人が見れば魔法にしか見えないほどに突き詰められた技術・研究を目指したいです。何の役に立つ
異なる研究分野の融合。そして、「活躍」を予測するだけでなく、「活躍」に介入できるように研究の幅を広げたいです。
情報学的アプローチと心理学をはじめとする社会科学的アプローチを融合させた研究を行う
2020年4月にHRサイエンス研究所が正式に設立。心理学の知見を使いながら、知的な側面、性格、モチベーションなど、様々なテーマで、人の活躍を予測できるようなテストの開発にあたっています。実際にサービスとしてローンチされているテストもあり、これまでにはなかったくらい膨大な数かつ人々の仕事に即したリアルなデータが取れることが魅力です。
セールス部の実際の商談を録音し、1年に何万時間分にもなる録音データを分析をしています。どういう言葉を使うかはもちろん、抑揚の付け方や声そのものの特徴など、どういうふうに話すと営業がうまくいくかを研究しています。
半期ごとに研究でわかったことを全社に紹介。研究をもとにセールス部に商談での良い話し方などをフィードバックしています。
コミュニケーションや文章理解の研究を継続しつつ、情報学研究室の学生と連携し、VR環境でのコミュニケーションの研究を開始。ヘッドマウントディスプレイを利用して、VR空間と現実空間でのコミュニケーションの違いについて研究しました。 人間が行動しているところすべてに心理学が存在するので、新しい技術をどう使いこなしていくかはハードやソフトの問題以上に人間そのものの問題。VRのように新しい技術が出てきたらそこに心理学が必要になると考えています。
学生の発案で、VR空間でAIが面接をする人事面接のシミュレーター、本番環境を再現した入国審査の英会話シミュレーション、講堂でスピーチをするトレーニング用のシミュレーターなど、VR環境でのコミュニケーションソフトを制作。スピーチトレーニングのシミュレーターは、下を向きながら話すと聴衆が飽き始めたり、聴衆を見て話すとしっかり聞いてくれるなど、学生のクリエイティビティが発揮されていました。
学部生から大学院までのデータ分析関連の講義を担当。学部の1、2年生には統計学の利用やコンピューターを使ったデータ分析などの基礎的な研究手法、3、4年生および大学院生には、実験データや調査データそれぞれの扱い方などを教えていました。 教鞭を執るにあたっては、学生の方々がわかる言葉で語ることを心がけていました。大事なのは専門用語を記憶することではなく、内容を理解すること。実質的な内容をしっかり考えてもらえるよう、学生さん目線の言葉で話すようにしていました。
「個」が何をわかっているのかを突き詰める
2009年11月に学位を取得し、正式に研究員に。引き続き言語の発達に関わる基礎研究を突き詰め、「個」が何をわかっているのか、そもそも「理解する」とはどのようなことかを、心理学観点から研究していました。
「個」が何をわかっているのかを突き詰める
大学院を単位取得退学し、インターンをしていた理化学研究脳科学総合研究センターにそのまま入所。 心理学の世界に足を踏み入れた時は「教え方」という応用への興味がありましたが、そもそも「言葉を理解する」とはなんなのかということを自分なりにわかろうと思いました。そのために応用研究を片っ端から断って、基礎研究に没頭していました。
言葉の理解に関わる基礎研究
言語発達研究チームが発足し、認知動力学チームから異動。 大学院時代は大人の個人差を扱っていましたが、ここではその個人差が発達的にどう変化するかを研究していました。 チームでは特に生後4ヶ月から12歳程度までの子どもの言語発達について研究。私自身は5歳から11歳を対象に「話し言葉をどのように聞いているか」を研究していました。大人と5歳の子どもでは明確に解釈の仕方が違う文章を発見し、その違いがどこからくるのかを調べていました。 また、小学生を対象に、アイトラッキングカメラを使って「文章を読んでいる時にどこをどれくらい見ながら読んでいるのか」「表記の違いによって読み方が変わるのか」ということも研究していました。
視覚認知を研究
アルバイトの経験からジュニアリサーチアソシエイトに応募してみないかと声をかけてもらったことをきっかけに、博士課程に身を置きながら認知動力学研究チームで週3日ほどインターンをすることに。
記憶力による文章の読み方の違いを研究
大学院生の時は単位のみ取得し退学しましたが、退学後に博士論文を提出して学位を取得しました。
学部時代に大きく興味を持った「言葉の理解」、特に、記憶力の違いによって文章の読み方がどれだけ違うのかを研究しました。 記憶力の高い人と低い人に様々なテストを受けてもらったり、コンピューターを使った実験をしたり、様々な測定を行っていました。目に見えない心というものを行動として捉えていくことに、心理学のおもしろさを感じていました。
通訳兼実験補助のアルバイト募集に応募し、理化学研究所脳科学総合研究センターの認知動力学研究チームでアルバイトをしていました。 理化学研究所脳科学総合研究センターの公用語は英語。チームメンバーも多国籍で日本語を話せる人が少なかったため、研究員たちと心理実験に協力してくれる日本人大学生との通訳を担当。 また、実験補助を通して、脳波計を速やかに正確に装着するスキルやアイトラッキングカメラの使い方を教わり、大学院での自分の研究にも役立てていました。
株式会社日本アイ・ジェイ・ティ / シニアエンジニア
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