慶應義塾大学大学院 / 政策・メディア研究科
ウェアラブル生体情報センサを利用した 雰囲気のデジタル化に関する研究
本研究では,雰囲気の有用性に着目し,雰囲気のデジタル化を目的とする.雰囲気は多くの要素に影響を受け変化しているため,環境情報を取得しただけでは雰囲気をデジタル化することは困難である.本研究では,場の雰囲気,利用者の気分及び行動は相互に影響を与え,循環していると考えた.そのような場においては,利用者の気分を雰囲気センサのように扱うことで雰囲気をデジタル化できると考え,雰囲気を「場に存在する気分の集合」と定義した.