工学院大学大学院 / Kogakuin Univ. / 工学研究科・情報学専攻
FIT奨励賞
第22回情報科学技術フォーラム(FIT2023)にて,視野の広い情報取得のための他者観点の提示というタイトルの研究で口頭発表した結果,FIT奨励賞をいただくことができました.
400万人が利用する会社訪問アプリ
株式会社GIG / LeadGrid事業部-ディレクション
工学院大学大学院工学研究科情報学専攻修士2年の小竹神です。 現在は、情報検索・情報推薦分野の研究室で、ユーザ志向の情報検索について研究しています。 具体的には、Web検索における検索ユーザの検索行動支援の研究を行っています。
私は卒業後、ユーザ志向の情報検索に関する研究を活かしてUXデザイナー等のエンドユーザの体験設計に関わる仕事をしていきたいと考えています。
ユーザ中心の情報検索について研究しています.
通常検索というものは,ユーザ自身の検索クエリと SERP(Search Engine Result Page)によって行われる.そのような背景から,ユーザ自身の観点での検索となる.また,情報ニーズ自体は,他者と類似していることも多い.しかし,同様の情報ニーズであっても,ユーザによって閲覧する情報は異なる.本研究では,過去に同様のトピックを閲覧しているユーザの情報を用いることで他者の観点を考慮した知識獲得ができると考える.具体的には,他の ユーザの閲覧履歴を利用し,対象ユーザが同様のトピックを検索している時の SERP にて他ユーザの閲覧履歴中で類似/非類似の観点をもつページを色別で強調して表示する.本稿では,単一のクエリによる実行結果の考察を述べる.
通常検索というものは,ユーザ自身の検索クエリとSERP(Search Engine Result Page)によって行われる.そのような背景から,ユーザ自身の観点での検索となる.また,情報ニーズ自体は,他者と類似していることも多い.しかし,同様の情報ニーズであっても,ユーザによって閲覧する情報は異なる.本研究では,過去に同様のトピックを閲覧しているユーザの情報を用いることで他者の観点を考慮した知識獲得ができると考える.具体的には,他のユーザの閲覧履歴を利用し,対象ユーザが同様のトピックを検索している時のSERPにて他ユーザの閲覧履歴中で重要だと考えられる語を強調して表示する.本稿では,公開されているデータセットを利用して,出力例を示した.その結果,特徴語として抽出された単語は,類似/非類似ユーザによって異なる単語であり,それらの単語の意味から,類似/非類似ユーザによって興味を持つ観点が異なると推測した.
The ability to retrieve needed information from the various types of information available on the Internet is becoming increasingly important. Although a query recommendation is a common search aid, we believe that users need to be able to create their own keywords when attempting to select a proper query. In this paper, we investigate how presenting a search UI when entering search keywords during a web search applying a fill-in-the-blank template (i.e., the Search UI with Fill-in-the-Blank), which reads "I want to know [BLANK] of [BLANK]," affects the ability to create a search query. As a result, the questionnaire evaluation and a user log analysis showed that although the Search UI with Fill-in-the-Blank is burdensome in terms of clarifying information requests of the users, it is effective for allowing the users to create specific queries.
学部3年次および4年次は,ユーザ中心の情報検索について研究
ウェブ上の情報は多種多様であり,その中から必要な情報を検索できる能力が重要となってきている.一般的な検索支援として,クエリ推薦があるが,良いクエリを選ぶためにも,ユーザ自身のクエリ作成能力が必要であると考える.本稿では,ウェブ検索中に検索クエリを入力するための検索UIを「[ ]の[ ]を知りたい」という穴埋めテンプレート(穴埋め検索UI)で提示することで検索クエリの作成能力にどのような影響を与えるのかを調査した.その結果,ユーザの情報要求の明確化のために穴埋め検索UIは負担があるものの,具体化させたクエリを作成させることには効果があるということを,アンケートによる評価とユーザのログ分析から示した.
工学院大学大学院 / Kogakuin Univ. / 工学研究科・情報学専攻
第22回情報科学技術フォーラム(FIT2023)にて,視野の広い情報取得のための他者観点の提示というタイトルの研究で口頭発表した結果,FIT奨励賞をいただくことができました.