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トヨタ自動車 / 技術職
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振動騒音・人工知能の知識を活かした業務改革、先進技術開発
◾️所属 性能予測/実験による技術開発部隊 振動/騒音担当 ◾️担当業務
◼︎背景: 電動化に伴って、停止〜低車速域でのエンジンノイズはなくなり、暗騒音が低下するため、アクチュエータ作動音の要求は厳しくなる。更に、予防安全技術・自動運転の普及に伴って、自動ブレーキ機能の作動頻度が増加し、お客様がブレーキペダルを踏まないときに発生する作動音は、機械故障と勘違いされやすい。そこで、本プロジェクトの題材を「ブレーキアクチュエータ作動音」で決定。 ◼︎概要: アクチュエータの試作品が出来上がってから、車両開発で評価しようとすると、作動音目標未達の場合、膨大な対策工数がかかってしまう。 そこで、モータ/ポンプからなるブレーキアクチュエータが作動する際に、モータ振動成分とポンプ脈動成分の強制力をもつことから、その性能を設計諸元から予測できるようにすることで、本来の制動性能だけでなく、背反する振動・作動音と両立する諸元を検討できるようになる。本プロジェクトでは、モータ/ポンプの1Dモデルとそれの結果と組み合わせたユニット振動機構解析モデル/配管振動FEモデルを開発。更に、本モデルのモジュール/システム/車両開発への適用方法についても示した。 ◼︎成果: ・サプライヤーも含めて、モデルを活用した開発プロセスの大幅な効率化及びシステムの多性能両立化を実現 ・ブレーキアクチュエータ作動音の強制力予測モデル ・特許出願(1件) ・2019年 自動車技術会 春季大会 学術講演会 ・Realize Live 2019 講演 ◼︎修得スキル: ・1Dシミュレーション(Amesim) ・3Dシミュレーション(Nastran, ANSYS) ・モータ磁場界解析(JMAG) ・ブレーキHILSベンチ(PANEL) ◼︎役割・担当: プロジェクトリーダー兼実働部隊※ ※メカニズム解明、解析モデルの構築、作動音と制動性能の両立技術の提案 ◼︎メンバー: トヨタ自動車株式会社(3名) 株式会社デンソー(6名) 株式会社アドヴィックス(6名) シーメンス株式会社(6名)
◼︎概要・目的: 複数の結合ばねを有する連成系において、共振周波数とレベルのコントロールを安価にかつ効率的に制御したい。そこで、カーネルコンプライアンス行列を特定の条件を満たすように、結合ばね定数を制御することで、これを実現した。 ◼︎成果物: ・共振コントロールの動剛性制御手法の確立 ・日本機械学会論文集 共著(2件) ◼︎修得スキル: ・固有値解析(MATLAB) ・FEM(ANSYS) ◼︎役割: 解析実働部隊 ◼︎メンバー: トヨタ自動車株式会社(3名) 岐阜大学(4名)
◾️研究内容 振動する容器内の流体運動の解析と実験による検証 ◾️学業 取り組み内容