採用活動にはさまざまな費用が発生します。SNSや求人広告、求人サイトなど情報発信の場が増えているなか、右肩上がりに増えていくコストに悩んでいませんか?
コストを抑えながら効果的な情報発信を行うために、無料で利用できるサイト作成ツールや求人媒体の活用を検討してみましょう。本記事では、無料で使える採用サイト作成ツールと求人媒体を紹介します。
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採用オウンドメディアを手軽に開始するには? 採用オウンドメディアの必要性は感じているけど、はじめるのはコストがかかりそう…と考えていませんか? 採用サービス「Wantedly」では、会社のページやブログを簡単につくることができます。 作成した会社ページは高い確率でGoogle検索の1ページ目に表示されるため、手軽にオウンドメディアを開始したいと考えている方は、ぜひ資料をダウンロードして詳細を確認してみてください。
採用サイトを無料で作れるオススメツール5選
採用サイトを無料で作成できる、具体的なツールを5つ紹介します。採用管理機能の有無や連携可能な求人媒体に違いがあるため、それぞれのツールの機能を比較のうえで導入を検討しましょう。
ツール名称 | 採用管理機能 | 連携可能な求人媒体 |
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engage |
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MEET SOURCE | なし |
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Airワーク採用管理 |
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採用係長 |
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モッピージョブクラウド | なし |
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※項目に記載の内容は各社公式サイトを参照
1.engage(エンゲージ)
求人サイトなどを運営するエン・ジャパン株式会社が提供している「engage(エンゲージ)」は、無料かつ簡単に採用サイトを作れるツールです。
応募した求職者の管理や、各種求人媒体への自動掲載も可能です。性格や特性がわかる適性テストや早期離職の防止に役立つフォロー機能など、採用活動に役立つ有料サービスも用意されています。
- 無料で求人掲載から各種求人媒体への自動掲載も可能
- 直感的な操作で簡単にレスポンシブ対応の採用サイトが作れる
- コーポレートサイトにバナーを掲載できるリンクやコードも配布
- 求職者とチャットでやり取りが可能
URL:https://en-gage.net/company/logout/
2.MEET SOURCE(ミートソース)
「MEET SOURCE(ミートソース)」は、シンプルな採用サイトを無料で作成できるサービスです。採用や人材育成、定着を支援する各種ソリューションを提供するカケハシスカイソリューションズのツールで、無料版と有料版があります。
無料版の特徴は次の通りです。
- テンプレート使用で簡単に採用サイトを構築できる
- 無料版は広告表示
- メニューのカスタマイズ不可
- 募集要項、社員紹介、福利厚生制度の掲載が可能
3.Airワーク採用管理
株式会社リクルートが提供する「Airワーク採用管理」は、採用管理システムを搭載した採用サイトを短時間で作成できるツールです。
デザインテンプレートが80種類用意されており、洗練されたデザインの採用サイトを最短5分で作成できます。また、作成した求人ページの各種求人媒体への公開も可能です。
- 求職者管理が可能
- 求人情報の管理も可能
- 見やすくわかりやすい募集要項
- 採用サイトに使用する背景画像を50種類から選択できる
- 求人媒体と連携可能
- 有料オプションサービスあり
URL:https://airregi.jp/work/recruitment/
4.採用係長
「採用係長」は、採用サイトの作成から求職者の集客まで対応する採用サイト作成ツールです。豊富なテンプレートから好きなデザインを選択し、フォーマットに沿って必要な情報を入力するだけで採用サイトが完成します。
また、ワンクリックで各種求人媒体に連携が可能。無料プランでも豊富な機能を利用できます。無料でもサポート機能が付いていることもポイントです。
- LINE応募機能あり
- 求人ポスター出力が可能
- 効果測定可能
- 有料プランへの移行可能
- メール・電話サポートあり
URL:https://saiyo-kakaricho.com/
5.モッピージョブクラウド
「モッピージョブクラウド」は、採用サイトの作成や採用コンサルティングを手がける株式会社ADOヴァンテージが提供するサービスです。無料プランでもSEO対策に対応した採用サイトを構築できます。
また、企業での対応が難しい場合でも採用サイトを構築できるよう、各種支援サービスに有料で対応しています。採用サイト用の原稿が作れない場合も、低コストで対応してもらえます。
- 企業情報の登録で無料プランを利用可能
- デザインやテキストなど、コンテンツの作成が難しい場合は有料で委託可能
- 月額費用は基本無料、運用を委託する場合は月額3万円から
URL:https://moppy-baito.com/cloud/
採用サイトを無料で作るメリット
採用サイトを無料で作るには、上で挙げたような無料で使えるサイト作成ツールの利用が一般的です。無料のサイト作成ツールの利用には、さまざまなメリットがあります。
- サイト制作に関する専門知識を求められない
- サイト制作にかかる工数を削減できる
- 作成後のサイトの運用が安価かつ容易に行える
- 採用活動にかかる管理業務の工数も削減できる
多くの無料ツールでは、サイト制作の専門知識がなくても使えるようなシステムを用意しています。採用担当者にWeb制作に関する研修などを実施する必要もなく、制作にかかる工数を大幅に削減できることが利点です。
また、サイト作成後の情報更新や改修をWeb制作会社などに外注する必要もないため、安価かつ容易な運用が可能です。
採用管理機能を備えるツールでは、応募状況の確認や求職者とのやり取りなどもサイトの管理画面から行えるのが一般的です。公開した情報を求人媒体に自動で連携する機能を有するツールもあり、採用活動にかかる管理業務の負担の軽減も図れます。
無料採用サイトツールのデメリットと有料プランとの違い
一方、無料ツールならではの懸念点もあります。
- 企業のオリジナリティを出しにくい
- コーポレートサイトなどで取得している独自ドメインが使えない
- 別ドメインのためSEO対策が別途必要になる
- 利用できる機能が制限されている
無料ツールを利用する場合、一定のテンプレートに沿ってコンテンツを組み立てていくケースが多いことから、企業のオリジナリティなどを自由に表現しにくいデメリットがあります。コーポレートサイトとのデザインの統一感を出すことも難しいでしょう。
また、多くの無料ツールでは、コーポレートサイトなどで取得している独自ドメインを使用できません。そのため、別途のSEO対策が必要になります。
さらに、無料ツールの場合は使用できる機能に制限があることが一般的です。上で挙げた5つのツールにおける、無料プランと有料プランの違いも押さえておきましょう。
ツール名称 | 有料プランで実装できる機能例 |
---|---|
engage |
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MEET SOURCE |
|
Airワーク採用管理 |
|
採用係長 |
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モッピージョブクラウド |
|
※項目に記載の内容は各社公式サイトを参照
複数の有料プランを展開する企業もあり、有料プランの料金も企業によって異なりますが、無料プランからの切り替えによって、求職者とのやり取り方法の拡充や露出の拡大、運用業務の効率化などがサポートされる傾向が見られます。
- 求職者とのやり取りを増やしたい
- 企業のオリジナリティを出せるよう柔軟に運用したい
- 運用にかかるコストを削減したい
これらを満たした採用サイトの運用を望む場合は、有料プランへの切り替えや有料サービスの利用も検討すべきでしょう。
採用サイトとしても活用できるWantedly
採用サイトやオウンドメディアの代替となるメディアとして、無料ツールではなくWantedlyを積極的に活用している企業の例もあります。
採用サイトの構築・運用において、大きな課題となるのがSEO対策です。Google検索で上位表示を獲得するには、少なくない時間がかかります。新規ドメインで制作する採用サイトであれば、Googleから評価を受けるには年単位の時間がかかることも珍しくありません。
一方、WantedlyドメインはGoogle検索で上位表示されやすい、SEOにおける優位性をすでに備えているため、スピーディーな認知度向上を実現できます。
サイト構築にかかるコストを抑えつつ求職者に効率的にアプローチできる、採用サイトやオウンドメディアに代わる手段として、ぜひWantedlyの活用をご検討ください。
【参考】採用オウンドメディアとは?5社の成功事例から考える始め方
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/media/
Wantedlyでは、アカウントを作成し、フォーマットに沿って画像や文章を入れるだけで、簡単に採用ページを作成可能です。サイト構築にかかるコストと手間も大きく削減できます。
さらに、Wantedlyでは、ブログ機能である「ストーリー」を活用できます。構成や内容に決まりはなく、企業が自由に作成可能。企業の日常の様子やメンバーの紹介、ストーリーを投稿でき、募集だけでは伝わらない企業や社員の魅力を届けられます。
Wantedlyでできることや具体的な料金についてサービス資料にまとめています。まずは無料トライアルをご検討ください。
採用サイトの代わりにWantedlyを活用している事例
Wantedlyの採用ページやストーリーを活用し、採用に成功している企業の事例を紹介します。
株式会社マネーフォワード
株式会社マネーフォワードは、企業情報やストーリーに加え、ミートアップイベント情報も掲載しています。イベントの内容も詳細に記載しており、求職者の不安を払拭できるものになっています。
また、同社はWantedlyを活用したダイレクトリクルーティングにも注力し、採用を成功させてきました。情報の発信とイベントの開催、スカウト、採用活動に関するさまざまな取り組みにWantedlyを利用しています。
株式会社マネーフォワードが行った採用施策の詳細と類似の事例を1つの資料にわかりやすくまとめました。ぜひ一度確認してみてください。
▶株式会社マネーフォワードの採用成功事例を無料ダウンロードする
and factory株式会社
and factory株式会社は、Wantedlyの企業ページに価値観やメンバーの顔写真つき紹介ページ、募集ページを掲載しています。
また、前述のストーリー機能も積極的に利用しており、代表や社員の想いを綴った記事を掲載。コンテンツを充実させ、求職者に広くアピールしています。
【参考】and factory株式会社のストーリーを見る
https://www.wantedly.com/companies/andfactory/stories
株式会社Gunosy
株式会社Gunosyでは、職種ごとにわかりやすくキャッチーな求人ページを掲載しています。企業の強みと求職者のニーズを把握した求人ページは、写真も豊富で伝わりやすい内容になっています。
ストーリーでは社員インタビューを中心に、イベントレポートなどを掲載。社風まで伝わるページ作りに余念がありません。
【参考】株式会社Gunosyのストーリーを見る
https://www.wantedly.com/companies/gunosy/stories
無料で掲載できるオススメ求人媒体5選
採用サイトを作成せず、無料の求人媒体を利用するのも採用活動のコスト削減に効果的です。Wantedlyや採用サイトと無料求人媒体を並行利用して、より多くの求職者を集めるのもよいでしょう。
1.求人ボックス
「求人ボックス」は、月間訪問者700万人を誇る求人媒体です。募集から採用まで完全無料で利用でき、無料プランでも1ヶ月で5件の応募を獲得した企業の例もあります。
写真や自社評価グラフの掲載も可能です。職種や業種、雇用形態を問わず、求人情報を発信できます。
- あらかじめ用意された項目に沿ってテキストや画像を入力するだけ
- 最短当日で求人ボックスに掲載
- 応募があったときにはメールで通知
- 管理画面で候補者の管理が可能
- より目にとまりやすい有料枠への配信も可能
URL:https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/
2.Indeed (インディード)
「Indeed(インディード)」は、無料で求人広告を掲載できる媒体です。メールや管理ツールで応募状況の確認ができるほか、企業ページやオリジナルの採用ページの作成もできます。
また、クリックされた際にのみ料金が発生する有料広告にも対応しています。
- 初期費用、期間掲載費、採用掲載費0円
- 最短72時間で求人情報の掲載可能
- クリック課金型の有料オプションの利用で表示回数が増加
- 予算の設定で予算以上の出費の心配なし
- 有料オプションの利用でクリックデータの計測可能
URL:https://jp.indeed.com/求人広告
3.Googleしごと検索
「Googleしごと検索」は、Googleの検索結果に求人情報が掲載されるようになるサービスです。無料で利用できますが、求人の管理や応募機能などはついていません。
なお、掲載するには同サービスに対応する採用管理システム・採用ツールを利用する、あるいは採用サイトなどにGoogleしごと検索で表示されるための仕組みを追加する必要があります。
- 無料ながらGoogleの検索結果上位に表示される
- 利用のためには連携可能なシステムを利用するか、採用サイトに構造化データを追加する必要がある
- 応募機能なし、求職者の管理機能なし
- 認知度向上には効果的
URL:https://developers.google.com/search/docs/advanced/structured-data/job-posting
4.ジモティー
地域に関するさまざまな情報を掲載できる「ジモティー」では、求人情報の掲載も可能です。すでに多くの企業が利用しており、求人件数も豊富です。
求人情報の掲載には審査が必要ですが、審査にかかる時間も短く、最短1時間で掲載できます。
- 地域の求職者にアプローチできる
- ジモティー上で求職者とのやり取りが可能
- 有料のPR枠など有料サービスも複数あり
URL:https://jmty.jp/
5.ハローワーク
無料で求人情報を掲載できる媒体といえば、「ハローワーク」がまず候補に挙がる企業も多いでしょう。ハローワークは全国に設置されており、多くの求職者が足を運び求人情報の閲覧をしています。
ハローワークに掲載した情報はWebサイトや、民間の求人媒体にも掲載されます。ハローワークは利用者が多く、求職者からの信頼もあるため、コストを抑えながら人材を獲得したい企業に向いています。
- 地域の求職者に求人情報が届きやすい
- より多くの求職者に出会える可能性がある
- 情報の掲載には登録が必要
- 登録には手間と時間がかかる
URL:https://www.hellowork.mhlw.go.jp/enterprise/ent_top.html
まとめ
いまでは多くの企業が作成している採用サイト。コストと手間を抑えながら制作するなら、無料のツールを活用してみましょう。採用サイトの無料作成ツールでは、多くの場合デザインテンプレートが用意されています。デザインのタイプを選び、必要な情報を入力したらすぐに公開できることも利点です。
さまざまなサービスをうまく利用して、採用活動にかかるコストと手間を軽減しながら人材獲得を目指しましょう。