採用広報は実際効果あるの?100社に聞いた調査結果を報告します

日々難易度を増す採用活動。単に求人票を公開するだけでは、優秀な人材を採用することは困難になっています。

その状況を打破するために、注目を集めているのが採用広報。ターゲットからの認知、及び入社意向度を高めることを目的とした採用広報に力を入れる会社がこの数年で増えています。

しかしそれに伴って、

「採用広報といっても何をすればいいのかわからない」
「採用広報のやり方が正しいのかわからない」

といったお声を頂戴することも増えています。そこで今回、Wantedlyを活用していただいている100社にアンケートし、採用広報に関しての実態をヒアリングしました。採用広報に関して、悩んでいる方、他社の事例を知りたい方はぜひご一読ください。

※全体回答社数は111社ですが、質問内容の分岐により回答社数が異なる設問もあります。

採用広報を始めたいけど、何から始めれば良いかわからない方へ

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採用広報に関する実情

ーーQ. Wantedlyのストーリーを採用広報のために活用しているかどうか教えてください。

76%もの企業が、ストーリーを採用広報のために活用していると回答しました。ユーザーから見ると8割近い企業がストーリーを使っていることになります。

もし今まだストーリーを活用していない会社は、それだけでユーザーにアピールできる情報量に差が生まれていると言えるでしょう。

(回答社数111社)

ーーQ.採用広報に取り組んでいない理由を教えてください。

ストーリーでの発信に取り組めていない理由で最も多かったのは「人材不足」。やはりコンテンツを作ることは工数がかかることから敬遠されていることがわかります。

他にも「効果があるのかわからない」「やり方がわからない」といった声も多く見られました。

(回答社数11社)

ーーQ. 上記の課題が解決されたら採用広報に取り組んでみたいと思いますか?

Wantedlyのストーリーを利用した採用広報を行っていない企業も、そのうち約9割が「採用広報に取り組んでみたい」という結果が出ました。

「募集を掲載して待つだけ」「スカウトを送るだけ」の採用活動だけではうまくいかない危機感や実感は多くの企業が持っていると言えます。

(回答社数11社)

ーーQ. 採用広報をスタートした理由を教えてください。

採用広報をスタートした理由として、「応募数(有効応募数)が集まらなかったから」と答えた企業が過半数を占めました。

ユーザーが触れる情報の量、質ともに高度化しているため、単に募集を出しただけでは応募が集まらない企業も増えていることが背景にありそうです。

(回答社数16社)

採用広報をはじめて感じた、実際の効果

ここでは、Wantedlyのストーリーを活用している企業の実際のコメントと事例を紹介します。「採用広報に効果があるのかわからない」という方は参考にしてみてください。

ーー他の採用手法にも良い影響がありました。

応募数向上はもちろんですが、Wantedly以外でエントリーのあった学生に話を聞いてみると、「実はWantedlyで◯◯さんのストーリーを見て、面白そうだと思いました」や「Wantedlyのあの記事読んで応募しました。」という声をもらうようになったんですよね。続けていれば他の採用手法にも良い影響がでることを実感しました。(株式会社新東通信/広告・メディア業界)

ーー自社のブランディングツールとして使っています。

Wantedlyを使っていること自体を発信したいんです。Wantedlyには最新のテクノロジーやサービスで成長しているIT企業や、これから伸びていくであろうスタートアップ、そしてそのような業界・業態に関心のある人が集まっていますよね。こうしたセグメントされた層に向けて、当社もまた、これから波が来る事業を行なっていることや時流に合ったサービスを提供している姿勢を届けているのです。(株式会社Dai/IT業界)

ーー候補者の意向、選考スピードが向上しました!

面談に来た学生のほとんどは弊社のストーリーを読んでくれていました。 「インタビューされている社員と話したい」であったり、「ストーリーに書かれていたバックグラウンドをもつ社員がいる環境だから入社したい」と声をもらったりなど、ストーリー機能で、会社のいろいろな魅力を学生側に知ってもらえました。学生の意向も上がり、面談後〜内定承諾までスピードも上がりましたね。(リスタンダード株式会社/コンサルティング業界)

採用広報の進め方

ーーQ. 採用広報で使っているツールを教えてください。

Wantedly以外に利用している採用広報ツールとして多かったのは、「自社ブログ」「オウンドメディア」次いで「Twitter」「Facebook」という結果になりました。

Wantedlyの「応援」機能でTwitterやFacebookとうまく連携できている企業は、うまく活用も進んでいることが多いです。

(回答社数100社)

ーーQ. Wantedlyを採用広報で使う上での一番良いところを教えてください。

募集ページや会社ページとの連携が最も上位で、約半数を占めました。

他の採用ツールと異なり、認知獲得から応募まで同一のプラットフォーム上で行えることがメリットと感じていただけているようです。

Wantedlyの思想としても、単なる短期的な採用ではなく「中長期的に正しく企業の発信を続けることが本物の共感採用につながる」という考えでプラットフォームを運営しています。

▼参考:『リクルートメントマーケティング入門』

(回答社数83社)

ーーQ. 今までで一番効果が良かったと感じたコンテンツを教えてください。

採用広報を行う中で、最も効果がよかったコンテンツは「社員インタビュー」でした。社内の雰囲気が最もわかるため、社員インタビューはユーザーからも求められている情報と言えそうです。

(回答社数83社)

Wantedlyストーリー運用のコツ

ここでは、Wantedlyのストーリーをうまく活用している企業の声を集めました。Wantedlyのストーリー運用に悩んでいる方は、ぜひご一読ください。

ーーリアルな声を伝える。

採用ブランディングの一環として、新しい社員が入社してきた時には紹介記事を出しています。

「なぜ弊社に入社したのか」「何をしているのか」などのリアルな声を伝え、弊社で働くイメージを持ってもらうことが目的です。更新頻度にはこだわっていませんが、最低でも月に1度は更新しています。(XTech株式会社/コンサルティング業界)

ーーオリジナリティを重視する。

社員紹介記事はもちろんですが、営業先に話を伺いに行くコンテンツも発信しています。社内制度やイベントレポートも交えながら、「こんな会社」と知ってもらえるようなオリジナリティも考慮しています。(ウリドキ株式会社/Web業界)

ーー正しい期待値調整のために用いる。

ストーリーの活用は、候補者の意向を高める目的です。イメージを持ってもらえるように入社エントリーやカルチャーが伝わるような記事を作っています。また、会社の実績やデータなどの事実を用いて、入口の段階における期待値調整を心がけています。(株式会社Voicy/Web業界)

まとめ

いかがでしたか。すでに採用広報に取り組まれている企業も、そうでない企業も、他社の採用広報の実態は気になる部分が多かったのではないでしょうか。

あらためて今回の調査結果をまとめました。

  • Wantedly利用企業のうち、約80%がストーリーを活用中。
  • 取り組んでいない企業の約90%も採用広報には興味を持っている。
  • 採用広報をはじめたきっかけは「応募数」が最多。
  • 実際にはじめたことで効果を感じているという声も多い。社員インタビューの効果が最も反響の良かったコンテンツ。
  • Wantedlyのストーリーが一番支持されているのは「採用プラットフォームとして一気通貫できること」。

ストーリーは、Wantedlyをご利用中のすべての企業様がご利用いただけます。これを機にWantedlyのストーリー活用をさらに進めてみてはいかがでしょうか。

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