オファー型採用とは?オススメサービス(逆求人サイト)比較7選

最近注目されているオファー型採用。経験・スキル、企業理念への共感など、さまざまな観点からの見極めが必要な新卒採用では、企業自ら学生に声をかけるオファースタイルの採用が最適です。

今回はオファー型採用の基礎知識、成功法、オススメのサービス(逆求人サイト)7社を紹介します。

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オファー型採用とは

オファー型採用とは学生がウェブサービス上でプロフィールや自己PRなどを開示し、企業が直接学生にアプローチする採用手法です。

逆求人型採用と呼ばれることもあり、学生が企業に応募する求人募集とは逆であることが特徴です。

オファー型採用はダイレクトリクルーティングの一種であり、企業規模やネームバリューに頼らない採用が可能です。

【参考】ダイレクトリクルーティングのメリットや概要についてはこちら
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/directscout_comparison

オファー型採用が広まっている背景

オファー型採用は近年広まっている新しい手法です。ここでは、オファー型採用が広まった背景を解説します。

あらゆる企業と学生が出会える

オファー型採用は企業自ら学生に声をかけるダイレクトリクルーティングの一種です。企業の知名度や規模に関係なく直接スカウトできるため、さまざまなスキルをもった学生と出会えます。

たとえば上位校の学生、専門知識を有する学生、英語が得意な学生など、スキル面でマッチする人材へのアプローチをしやすいです。ほかにも自己PRから親和性のある価値観を抱いている人、挑戦意欲が高い人など、パーソナル面でマッチする人材と出会う機会も望めます。

ダイバーシティ採用が拡大中

最近重要視されているのがダイバーシティ採用。「ダイバーシティ」には多様性や相違点という意味があります。

採用における考え方の1つで、年齢・性別・国籍・価値観、学歴・職歴・宗教など、一人ひとりがもつ個性を認めて、積極的に採用活動を行う取り組みです。

少子高齢化による労働人口減少・人材不足といった社会課題が背景にあり、雇用機会を均等に与えて多様な働き方を実現することを目的としています。

ダイバーシティ採用を行うには、マッチ度の高い学生と直接話ができる場が必須です。そのためオファー型採用は採用市場に浸透していきました。

このように、時代の変化に伴い、採用への考え方をアップデートする必要があります。
以下の記事では、これからの採用に必要な基本的な考え方や、採用のトレンドについてわかりやすくまとめています。

「なぜ採用活動がうまくいかないのか」と悩んでいる方は、ぜひご一読ください。

【採用の新常識】上手くいかない採用から脱却するために必要な考え方
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/recruiting_textbook

オファー型採用のメリット

ここでは、オファー型採用のメリットを4つ紹介します。

1.企業規模や知名度に関わらず採用ができる

オファー型採用は学生からの応募を待つ手法とは逆で、企業が直接スカウトをする手法です。スタートアップなど知名度が低い企業の場合、採用広報にもなるためオススメできます。

さらに学生が企業理念や仕事内容などを理解したうえで選考に進む可能性が高いため、マッチ度の高い人材と出会いやすいです。

カジュアル面談を取り入れると応募意向も上がりやすくなるため、積極的に活用していきましょう。

【参考】カジュアル面談とは?効果的に面談を進めるコツを解説
https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/casual_interview

2.採用の早期化・通年化に対応できる

従来の学生から応募を募る方式では、要件を満たす学生からの応募がなく余計な工数がかかってしまうリスクもありました。ですがオファー型採用は、企業が定めた要件を超えた学生にだけにアプローチできます。そのため、スピーディーな採用が可能なのです。

さらにオファー型採用は通年採用にも向いています。スカウト媒体を利用すれば登録している学生に対して、採用スケジュールの解禁を待たずに広報が可能です。

実際に学生を対象とした調査では、面接解禁を待たずに68%以上が内定を獲得していました。優秀な人材を逃さないためにも、オファー型採用は取り入れるべき手法だといえるでしょう。

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引用:6/1の面接解禁に先立ち、22/23卒就活に関する調査結果を発表

3.優秀な学生に直接アプローチできる

東大、京大、早慶など上位校の学生や専門知識を持っている学生など、企業が求める人物像にマッチする学生に直接アプローチできます。

学生もあらゆる企業の情報を得られるのは嬉しいもの。優秀な学生には企業からアプローチしましょう。積極的にオファーすることで採用成功の確率は必ず上がります。

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4.理系など専門分野の学生と出会える

理系分野の学生を採用したい企業は、オファー型採用の実施をオススメします。専門的な分野は経験のある学生人口が少なく、採用難易度が高いです。

さらに人材不足といわれる昨今では中途採用が高度化。新卒採用に舵を切り出した企業も少なくありません。オファー型採用でいち早く優秀な学生にアプローチすることは、採用成功の近道といえるでしょう。

オファー型採用のデメリット

次に、オファー型採用のデメリットを2つ紹介します。

1.適正な採用ターゲットの設計が必要

オファー型採用は学生のプロフィールや自己PRを見て、オファーを出すか否かの判断をします。どんな人材にオファーを出すのか、適正なターゲット設計は欠かせません。

求める経験やスキルはもちろんのこと、どんな志向性の人がマッチするのか、将来的にどのような活躍を期待するのかなど、長期的な観点で設計する必要があります。

部署ごとにターゲットが異なるのであれば、必ず各部署の現場社員を巻き込みましょう。入社後のミスマッチを防ぐためにも、人物像の擦りあわせは大切です。

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2.採用工数がかかる

オファー型採用は学生一人ひとりのプロフィールなどをチェックすることからはじまります。その後、学生に興味をもってもらえるスカウト文面の作成・送信を行い、一人ひとりと向きあったやり取りが必要です。

採用に携わるメンバーが少ない場合、採用工数が膨大となり、業務に支障が出る可能性もあります。オファー型採用を遂行できる社内環境なのかどうか、事前に確認しましょう。

オファー型採用を成功させるポイント

オファー型採用を成功させるポイントを3つ紹介します。

1.気になる学生には積極的にアプローチする

オファー型採用では学生の自己PRを事前に見られます。気になる学生がいたら積極的にアプローチしましょう。

オファー型採用が広まりつつある昨今では、学生側も複数の企業から声をかけられている可能性が考えられます。明確なターゲット設定は重要ですが、オファー時点での要件が厳しいと機会損失になりかねません。

学生へのアプローチ数も指標の1つに入れて積極的に声をかけていきましょう。

2.特別感のあるスカウトを作成する

オファーを出しても学生から返信をもらえない場合もあります。テンプレート化した文面の送付は避けて、企業ならではの魅力が伝わる特別感のあるスカウトを作成しましょう。

スカウトを読んだときに、企業で働くイメージがもてると返信率が高まる傾向にあります。学生の心を掴めるスカウト文面の作成を目指しましょう。

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3.カジュアルなコミュニケーションを心がける

オファー型採用では堅苦しくないカジュアルなコミュニケーションを心がけましょう。オファー段階では、学生の応募意向はそれほど高くない可能性があります。

しかし興味を持ってくれていることは確かです。まずはカジュアル面談を設けて、お互いを知れる機会をつくりましょう。

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【参考】カジュアル面談とは?効果的に面談を進めるコツを解説
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オファー型採用にオススメのサービス7選

オファー型採用に適したサービスを厳選して7つ紹介します。企業にあった媒体を選定することも重要です。

複数ピックアップして実際に運用しながら、相性の良いサービスを見つけるのも良いでしょう。

1.Wantedly

Wantedlyは個人ユーザー数300万人超えの国内最大規模のビジネスSNS。求職者と企業が知名度や年収ではなく、これまでの経験や価値観などパーソナルな部分でつながりを持てる共感採用が得意なサービスです。

学生の登録者数は上位校を中心に10万人以上。さまざまなポテンシャルを秘めた学生との出会いが期待できます。

気になる学生には直接スカウトの送付が可能で、ブログ投稿機能や求人掲載など機能も充実。かなり利便性の高いサービスといえるでしょう。

とくにブログ投稿機能は、社員の人となりや働き方を伝えやすい機能です。スカウト送付時にブログのURLを一緒に記載すれば、企業の魅力もより伝わりやすくなります。

ブランディング形成もできることからスタートアップやベンチャー企業との相性は抜群です。

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2.OfferBox

OfferBoxは企業から学生に直接オファーを送れるサービスです。登録学生数は18万人を突破。

その内、24%は理系学生と登録層も幅広く、オファーメールの開封率は89%と実績も充分です。文系・理系問わず、あらゆる学生との出会いを創出できるでしょう。

事前に閲覧できる学生のプロフィールも充実していて、動画による自己PRなど人となりも知れる工夫がされています。採用支援ツールによって採用活動の進捗や達成状況などの振り返りも可能です。

URL:https://offerbox.jp/company

関連情報:OfferBoxの特徴・レビュー紹介ページ

3.dodaキャンパス

dodaキャンパスは登録学生数、約67万人の圧倒的な登録数を誇る大手のオファーサービスです。登録層は体育会学生が4700名以上、プログラミング経験のある学生が1400名以上、留学経験のある学生が4100名以上と、幅広いことも特徴的でしょう。

膨大な登録者数でありながらオファーメールの開封率は80%と高く、活動意欲のある学生が利用していると考えられます。また大学1年次、2年次の段階からオファーもできるため長期的な採用にも適しています。

URL:https://campus.doda.jp/enterprise/business

関連情報:dodaキャンパスの特徴・レビュー紹介ページ

4.LogNavi

LogNaviはアプリ1つで選考から内定まで行える動画求人サービスです。登録者は大学・大学院・高専・専門・短大とすべてを網羅。あらゆる人材と出会えます。

動画を軸とした採用方式で、企業は学生の自己PR動画を見て、文面ではわからない雰囲気や人柄を掴んだうえでアプローチできます。

逆に企業側も動画掲載によるブランディングができます。社内環境や社員の人柄に強みを持つ企業とは、とくに相性が良いサービスでしょう。

URL:https://lognavi.com/company-top

関連情報:キミスカの特徴・レビュー紹介ページ

5.キミスカ

キミスカは登録者数15万人以上の逆求人サイトです。登録学生の詳細な情報が記載されているため、絞り込みもしやすくマッチ度が高い学生にだけアプローチできます。

絞り込み機能では登録学生の大学や自己PR、部活などのプロフィール情報に加え、希望する業種・職種や勤務地・社風、さらには適性検査による適正職種の情報や開発経験・プログラミング使用言語経験などの専門知識まで、事前に細かく確認が可能です。

スカウトを送りたい学生の優先度にあわせた3種類のスカウトで送付分けもできるため、採用リソースを効率良く活用できます。

URL:https://kimisuka.com/company

6.逆求人フェスティバル

逆求人フェスティバルはIT・Web系採用に特化したサービスです。IT・Web系企業での活躍が期待できる学生が選抜されているため、素養の高い学生との出会いを期待できます。

1対1での対話はもちろん、同サービスが開催するオンラインイベントに参加することで、多くの学生と接点をもてます。イベント後、学生から志望度などのフィードバックを得る機会もあり、生の声を聴きながらPDCAを回せるでしょう。

学歴ではなく、IT関連の実績や経験が重視されているため、エンジニアやマーケターなどの専門的な知識を有する採用を行いたい企業には最適です。

URL:https://www.gstylus.co.jp/aboutgf

7.intee

inteeは優秀層に特化したオファーサービスです。通過率10%の厳しい基準をクリアした学生だけが登録しています。さらにITプロカレッジと呼ばれる独自の教育プログラムの受講や同サービスの担当者とのキャリア面談を経てからスカウトに応じます。

きめ細やかな自己分析によって整ったマインドセットをもった学生を採用できる可能性が高いでしょう。ハイスキル人材を求める企業は利用してみてください。

URL:https://intee.jp/company_lp

オファー型採用で成功した企業事例

オファー型採用で成功した企業事例を2社紹介します。オファーする際に重要なのは、特別感のあるスカウトを作成できるかどうかです。紹介する2社の成功法を参考にしてみてください。

ディップ株式会社

ディップ株式会社は、以下の方法でコロナの影響を受けながらも結果として2000名以上の応募、5名の内定承諾、過去最速の採用活動終了と21卒新卒採用に成功しました。

・オウンドメディアの運営
・Wantedlyにおけるストーリー投稿、スカウト
・選考過程での長期間のリモートインターン

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株式会社TMB

株式会社TBMは、以下の方法で3ヶ月という短期間の中で内定承諾率9割以上、11名の新卒採用に成功しました。

・Wantedlyにおけるトップページ広告
・リクルーターによる学生への魅力づけやフォロー
・オウンドメディア「Times Bridge Media」の活用

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まとめ

今回はオファー型採用の基礎知識、採用成功のポイント、成功事例を紹介しました。

昨今ではオンライン化が進み、採用活動も年々アップグレードされています。学生にとってもオファー型採用はあらゆる企業と出会える場として人気が高く、今後もニーズが伸びる可能性は十分に考えられます。

従来の採用手法にとらわれず、時代の変化に柔軟に対応しながら採用活動に励みましょう。

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